900万円台でマセラティを購入できるという奇跡！新型SUV「グレカーレ」を東カレがおすすめしたいワケ

イタリアの名門ブランド・マセラティが、2023年春に新型SUV「グレカーレ」を発売した。

スポーツモデルを得意とするマセラティが生み出しただけあり、走行性能の高さはもちろん、イタリア車ならではの洗練されたデザインに注目が集まっている。

そんな「グレカーレ」に、東カレWEB編集長が試乗した模様を前編でお伝えしたが、今回はその後編をお届け。▶▶前編はこちらから

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シティユースにピッタリなサイズ感がいい！マセラティ『グレカーレ』

マセラティは、1914年にイタリアで設立された由緒ある自動車メーカーだ。

スポーツモデルを中心とした高性能な自動車は、流麗な曲線を多用した優美なラインが特徴だが、今回発売された「グレカーレ」もまた、イタリアらしい美しいデザインを踏襲したラグジュアリーなSUV。

前編では、東カレWEB編集長の中村絵里子が「グレカーレ」に試乗し、その魅力にハマる様子をリポート。

後編は、マセラティ ジャパン株式会社のジェネラルマネージャー・玉木一史さんとともに、走りからデザインまで「グレカーレ」の感想を語り合った。

試乗を終えたばかりの2人の会話から、更なるグレカーレの魅力を探ってみよう。

中村編集長（以下中村）：試乗を終えてみて、快適で乗りやすいと感じました。シートの座り心地が抜群にいいですよね。吸い付くような質感というか、座面や背面も固すぎず、柔らかすぎず、長時間座っていても疲れを感じないのでは？と思いました。

玉木一史さん（以下玉木）：高品質なレザーを使用し、快適性を高めているんです。それ以外にも、イタリアの職人の技が詰め込まれています。マセラティの車は、細かい部分にまでこだわって作っています。

中村：そうだったんですね。マセラティの車は、まるで動く宝石みたい。流麗なボディから洗練された内装まで、何もかもが素敵な車ってなかなか無いですよね。

玉木：ありがとうございます。私たちはマセラティのデザインをアートと位置付けており、「動く彫刻」と表現しています。

中村：なるほど。所有する欲求を満たしつつ、人生に楽しさも添えてくれるということですね。さすがイタリアブランドですね。ストーリーがかっこいい。

中村：試乗を終えたのに、まだ胸がドキドキしています。滑らかなのにグッと引き込まれるような加速感、すごかったですね。なんていうか、心が躍りました。

玉木：ありがとうございます。前回も少しお話しましたが「グレカーレ」には3タイプのグレードがあり、今回試乗いただいたのは真ん中のモデルの「モデナ」になります。

ちょっと難しいことを言ってしまうと、モデナは2.0リッター直列4気筒DOHCガソリンターボ・エンジンを搭載していて、最高出力は330ps。100km/hに到達するまで5.3秒、最高速度240kmの性能を持っているので、マセラティのスポーツカーらしい加速を十分に堪能していただけたのではないでしょうか。

中村：「走行モード」が3タイプあるって、試乗していたときにおっしゃっていましたね。

玉木：はい。柔らかい走りが魅力の「COMFORT」、快適性と操縦性が調和した「GT」、スポーツカーらしい走りが堪能できる「SPORT」の3種類を、ワンタッチで切り替えることができます。先ほど加速を楽しんでいただいたのは「SPORT」です。

中村：コンパクトで女性が運転しやすい車なのに、実力はしっかりある！ということですね。

玉木：その通りです。日常に寄り添いつつ、プラスアルファを楽しませてくれる。それが「グレカーレ」なんです。

中村：玉木さんは、とくに“車のデザイン”がお好きなんですよね。「グレカーレ」はデザイン的に、どのあたりに魅力があると感じますか？

玉木：デザインについて聞いちゃいますか？語りますよ？

まずはフロント。マセラティが1947年に発売した「A6GCS」というロードカーのデザインを踏襲しているのですが、突き出すように配置されたフロントと、そこから離れた位置にある独立したヘッドライトは、さすが！のひとことです。

全体的に抑揚があって、飽きさせないデザインっていえば分かりやすいでしょうか。トレンドを追いかけないタイムレスなデザインがマセラティのこだわりなのですが、そのこだわりがよく表現されていると思います。

また、リアはぜひ斜めから見ていただきたいんですが、スッキリ控えめでありながら、セクシーさを併せ持っています。このバランス感がたまらなくて。3日くらい飽きずに見ていられる自信があります（笑）。

中村：ありがとうございます。玉木さんの熱い想いが伝わってきました。でも、そこまで熱く語る理由はよく分かります。イタリア車らしい、官能的な印象の車ですよね。

ところで、マセラティっていうと、価格帯が2,000万円以上する高級車というイメージがあるのですが、お値段はどういった感じなのでしょうか。

玉木：現在は、GTが964万円～、モデナが1,151万円～、トロフェオが1,604万円～で、カスタムやオプションの追加により価格が変わります。

中村：GTであれば1,000万円を切るお値段なんですね。すごい！

玉木：お求めやすさも「グレカーレ」の魅力の1つです。そのためか、セカンドカー的な位置付けで、お買い求めになるお客様が多いですね。奥様やお子様のために買われる方もいらっしゃいます。

中村：円安はまだまだ進むという意見もありますし、価格が上がる前に購入してしまうというのも、賢い選択かもしれませんね。

ただ美しいだけじゃない。ただ走るだけじゃない――。

アートとして、パフォーマンスカーとして、その日の気分によって走りを変えて寄り添い、所有欲を満たしてくれる至高の車「グレカーレ」。

次はぜひ、あなた自身の目で、耳で、手で、その魅力を体感してほしい。

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Photos／Shunsuke Okui＠TC, Text／Megumi Waguri