
「自分の機嫌は自分で取る」20歳の女優・桜田ひよりが魅せた、かっこいい大人な一面
新しい俳優さんとの“キラキラ”の違いが自己分析のきっかけ
桜田さんといえば、まさに“キラキラ”を纏った10代の役が多い印象だが、20代になっても制服を着る役があることについて、「ジレンマはないです」と断言する。
「同世代の方よりも比較的若く見られる部分が自分の長所かなと思っています。“制服が似合う”と言ってもらえるなら、青春系の作品に出ることができるので。
もちろん、同い年でも大人っぽい子なら、実年齢より年上のOL役やママ役もできる方もいます。私はあまり大人っぽい方ではないと思っているので、自分の強みを生かせる役があるなら、どんどん挑んでいきたいと思っています。
もちろん強みとか関係なくさまざまな役に挑戦したい気持ちもあります」
自身を客観化して分析する力は、まるで敏腕プロデューサーのようだが、この自己分析するクセは必要に迫られて備わったものだという。
「子役で活動してきた子たちって、高校生になる直前で一度、芸能界を辞めるか、続けるか、進路に悩む人が多いと思うんです。
高校生になると、中学生まで芸能界とは無縁だった子たちが“女優になりたい”“アイドルになりたい”って、新しい風となって入ってくる。
長くやっている人と彼女たちとでは、経験の差はあると思いますが、キラキラの鮮度みたいなものが圧倒的に違う気がしたんです。私自身、新しいキラキラに勝てないなって思うことがあったんですね。
どうしよう、と考えた時に、自分の強みを徹底的に分析してみよう!と思って。自分にしかない強みを見つけておくことが大事なんだ、と。そう気づいてから、自己分析グセが付いたんだと思います(苦笑)」