2023年8月に千葉の内房に開業したホテル「BOTANICAL POOL CLUB」。
森の真ん中に、大きなプールとホテルが見える上空写真が話題を呼んだ。それは、まるでバリのウブドのよう。
秋冬は温水となるため、一年中プールを堪能できる。日本になかった“プールをとことん楽しむためのホテル”を満喫しよう!
バリのようで千葉!森の中に、総面積1万平米のリゾートが出現
都心から約1時間。クルマが山道を上っていく。
濃く茂る木々を抜ける蛇行は、東南アジアでリゾートに近づく瞬間を想起させる。
いつでも寛げる、吹き抜けのロビーラウンジ
到着した「BOTANICAL POOL CLUB」は、LAっぽい白くお洒落なホテル。
開放感たっぷりのホテルルーム。バルコニーからの景色が最高!
その時はまだ平常心だったが、鍵を受け取り客室のバルコニーに出ると、興奮して写真を連写していた。
広い空と海を臨む、プールビューの客室「POOLTERRACE」
目に映るのは青い海と空、2つのプールに南国の植物。「一刻も早くプールに行かなければ!」と、逸る気持ちで水着に着替えローブを羽織った。
そんな感情に次の変化を与えたのがプールに向かう1本道。“ボタニカル・パス”と名づけられた緑のトンネルが、ジャングルを抜けた後に現れる楽園みたいな世界を演出する。
花が芳香を放ち、出口ではローズマリーが香る。実はプラントハンターの西畑畠順さんが施設内に300種超の植物を集結させたというから、庭が予定調和じゃないのだ。
プールのためのホテル「BOTANICALPOOLCLUB」。略して“BPC”!
中心にあるシグネチャープールの周りにはパラソルやビーチチェアが並び、カバナも充実。
21室の客室より多くプールの席があるというから素晴らしい。
サンセットを眺めながら、プールサイドでまったり
併設するバーでシャンパンとフレンチフライを頼んでいただくと、「プールサイドで食べる揚げ物はなぜこうも美味しいのか?」と感動が湧く。
冬は温水で一年中入れる!全長40mのインフィニティプール
しかし、ハイライトは「ブラックプール」だった。海を見下ろす全長40mのインフィニティプールは無条件に大人をはしゃがせる。
時間を忘れ気づけば夕刻。水面が鏡のように夕焼け空を映し、その中で浮き輪に浮かべば無の境地。
ライトアップされたナイトプールが美しい。24時までプールに入れるのが最高!
風に揺られながら、いい歳しても浮き輪が楽しいと、久々のプール遊びで実感したのだった。
緑の中で外気浴ができるサウナですっきり!
最後、緑の中で外気浴のできるサウナでスッキリして終了……の予定だったが、チェックアウト直前に未練がましくもう一度プールに入ってしまった。
もはやホテルというより“泊まれるプール”。そう思うほどプールが主役のパラダイスだった。
■施設概要
施設名:BOTANICAL POOL CLUB
住所:千葉県安房郡鋸南町下佐久間1510-2
URL:https://botanicalpoolclub.com/
料金:1泊1室 73,000円~
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