本連載では、多種多様なカルチャーが息づく「東京」の中から、1つのエリアに焦点を当て、そこを拠点とする女性の生態を探る。
今回スポットを当てたのは、本日4年ぶりのお祭り開催で、さぞ盛り上がっているであろう、麻布十番。
ここを拠点とする女性は、どんな日常を送り、どんな出会いを求めているのだろうか…!?
ご登場いただくのは、外資系企業で働きながらECサイトを立ち上げ、アクティブな毎日を送るT.Eさん(34歳)。
彼女もまた、マッチングアプリ「東カレデート」のユーザーだ。現在、麻布十番エリアを拠点とする34歳女子。その価値観とは?
過去の恋愛の話やライフスタイルについて詳しく聞いてみた。
取材・文/和栗 恵
▶前回:医者は所属する「科」によって恋愛タイプが違う!?女医が語る“医師の元カレたち”とは
麻布十番女子・T.Eさんのプロフィール
「もんじゃ」で有名な月島出身で、現在は麻布十番在住。
コンサルの仕事を経て、外資系ラグジュアリーブランドに転職。スイーツ好きが高じ、お取り寄せスイーツのECサイトも運営しつつ、休日はMBA取得のために大学院に通う。
10年間の実らぬ片思い、そして離婚…さまざまな困難を乗り越えた彼女の価値観とは?
過去の恋愛を尋ねたところ、10年間貫いた片想い、そして「バツイチ」であることをカミングアウトしてくれたT.Eさん。
バイタリティー溢れる彼女だが、こと恋愛においては不器用になるようで…。
―― 10年間片想いしたとのことでしたが、そのお相手の魅力は何だったのでしょうか?
相手は高校の先輩で、結局、付き合うことはありませんでしたが、良い恋をしたと今でも思っています。
最初は私のひとめぼれ。少しずつ先輩のことを知っていくうちに、考え方にも惹かれるようになり、より深く好きになっていきました。
例えば、何かに対して意見を出し合うとき、先輩は私と同じベクトルを向いているなって思ったんです。でも、私の考える数歩先の答えを出している。物事を達観しているっていうのかな。
―― その先輩を諦めたきっかけは?
最初に告白したときは残念ながら彼女がいたので玉砕。自分の気持ちに区切りをつけるために告白したのですが、それでも忘れられませんでした。
彼女と別れたと聞いたところで再度告白。でも、受験だったり部活だったりで恋愛に割く時間や余裕がないから……と断られました。
そのあとに別の子と付き合い始めたと聞いたときは、正直、複雑でしたね。
で、さらにその彼女と別れたと聞いて告白したんですが、断られてしまいました。まぁ……タイプじゃなかったんでしょうね。私って。
ただ、高校時代のあのドキドキ感を思い出すたびに、今でも甘酸っぱい気持ちになります。成就することはありませんでしたが、私にとって忘れられない恋でした。
―― ご結婚されていたとのことでしたが、お相手はどんな方でしたか?
コンサル時代の先輩と26歳で結婚。30歳になったときに離婚しました。
相手はみんなの弟キャラのような感じでしたが、とにかく優秀で仕事ができる人でした。
どんな難題が来ても、彼に相談すれば必ず答えを返してくれたんです。すごく頼りになって、仕事の先輩として尊敬していました。
ただ、仕事の相性がどんなに良くてもプライベートは違ったんですよね…。
―― 離婚に踏み切った理由は?
元夫は「理想の自分像」を強く持っている人で、それにそぐわないと感じたものは、たとえ妻が「やりたい」「したい」と思うことでもすべて却下。検討さえしてくれない人でした。
最初に意見が合わないなと思ったのは、付き合っていることを…
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