『ラヴィット!』を観てハッピーな気分になってもらいたい
朝の帯番組において、『ラヴィット!』は異色の存在だ。
ニュースや芸能が主軸とされる時間帯で、それらを扱うことなく“バラエティ番組”に徹する。視聴率を稼ぐことを考えれば、その決断には大きな覚悟が必要だっただろう。
だが、絶え間なく流れるつらいニュースから離れたい、と感じる視聴者が『ラヴィット!』を支持した。
「チャンネルを変えてもどこもつらいニュースを報じていて、“逃げ場がない”と感じる方がいらっしゃったと思うんです。でも、そういう時に、一瞬でも忘れてもらえるというか。
“何も考えずに、楽しいって思える”と言っていただくのは、最高の褒め言葉ですよね。
和やかな雰囲気、キメ過ぎない笑い、いずれも自然発生的に生まれることが多いのは、川島さんに対する信頼が大きいからだと思います」
と、ここで、川島さんに出演いただいた『東京カレンダー6月号』を手渡してみる。美女と絡み合うシーンが話題となったページだが、すると……。
「え!?え!?どういうことですか!?川島さーん!」と大慌てで、パタンと誌面を閉じた。
「『東京カレンダー』に出てるなんて、聞いてなかったですし、ましてやこんな美女と色っぽい雰囲気で……。
なんだか、お父さんや学校の先生のそういう現場を見てしまったような気まずさが……(苦笑)。もう、びっくりです!」
そう言って屈託なく笑った。この天真爛漫な空気が、朝にフィットしたのだろう。