代々木上原在住歴45年の平野レミが、夫・和田 誠と通ったお気に入りのレストランとは?

スーパー『GAIA 代々木上原』
~選りすぐりの食材を少し贅沢な気分で買う~

「豆腐が500円したりするけど、味がとてもいい。和田さんはいつもよれよれの服で豆腐を買いに行くから、“この豆腐500円だけどいいんですか?”と念を押されてた(笑)」

食のレベルが高い街だからスーパーやパンもこだわる


仕事柄さまざまな食材を手にしてきたが、昔から信頼を置くのは『GAIA 代々木上原』。

「あそこの食材は全部良くて、嫁たちもみんな買っている。全部有機野菜でワインもオーガニック。

“GAIA”で買った添加物が入っていないものを食べると、他のものが食べられなくなっちゃう。不幸の始まりよ(笑)」



ちょうど住み始めた頃に千代田線が開通。環境はどんどん変化していった。

「ほとんど一軒家だったのがみんなマンションになって。街を歩く人もお店も増えて、若い子の脚が長くなって顔が小さくなって、本当に変わったの」

マンションの増加は街の人気の表れ。レミさんも立地の良さを断言する。

「すっごく便利。私は原宿も下北沢も新宿の“髙島屋"も歩いて行っちゃう。エクササイズにもなるから、45年ずっと歩きで電車にほとんど乗らないの。

ここら辺は道が細くて、スピードを出すクルマがいないのもいいことよね」

代々木上原は“歩く街”。料理愛好家として徒歩圏内で湧いたアイデアも。

「原宿にあった中華で“トンポーロー”を食べたの。そしたら肉の塊が箸でスッと切れる。

歩いて代々木上原に帰って“丸正”(駅前にあったスーパー)で塊肉を買って真似してみた。でも調味料を入れるほど、火を入れるほど固くなっちゃうし味が浸透しない。なんで!?

何度か試して理由が分かった。肉と調味料の関係って男女と同じ。肉が女だとしたら調味料が男よ。

肉が固い時に調味料が好きだと言ったって、どんどん肉は固くなっちゃう。でも女の受け入れ態勢が万全で、この人素敵と思った時に“好きだよ”って言われたら、スウッと気持ち(調味料)が入って柔らかくなる。

それから私は、素材を柔らかくしてから調味料を入れるっていう方程式を知ったのよ」

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