「東京エディション虎ノ門」に出来た、知る人ぞ知る隠れ家『ジェイドルーム + ガーデンテラス』(2/2)[東京カレンダー

食のセンスが研ぎ澄まされる新感覚のフュージョン料理

豚とパイナップルの料理には、イカのフライと豚皮、バニラとパイナップルが香るオリーブオイルも添えられ、味にさらなる深みを与えている。ディナーコース4皿16,000円、6皿20,000円

スペシャルな場所はディナーもありきたりじゃない。2本のコースを考案するのは英国のスターシェフ、トム・エイキンズ。

日本各地の食材をリサーチした彼が生み出すのは、和の素材と西洋の文化が融合するひと品だ。

例えば山形産ポークに合わせるのは、3種に調理したパイナップル（発酵、ピクルス、ピューレ）。

これはクラシックな英国料理を日本版に昇華したもので、ジューシーかつ香ばしく焼いた豚に奥深い果実が見事にはまる。

他にも蛤や焼き芋なども使われ、なじみ深い要素があるから舌が素直に受け入れる。ふたりで食材の斬新な組み合わせに刺激を受ければ、会話も弾むだろう。

デザートまでセンスが溢れ、洒脱な空間との相乗効果も上々だ。

美しい空間に身を置けば、ふたりで旅に出たかのような思い出に

テラス側から見る『The Jade Room』。ラウンジのような開けた空間は、お洒落な人たちで賑わえば一層華やかに。シャンパンが似合う場所だがボトル入りのユニークなカクテルも

コースをゆったり味わう『The Jade Room』は、海外のようなスタイリッシュさ。

緑とダークウォルナットで統一した色づかいにより日本とは思えない空気が流れ、語らうふたりをお洒落に見せる。

それでいてクロスを敷かないカジュアルさも残すから堅苦しくはならない。

アーティストによるカスタムメイドの絵画がアクセントになる店内は海外の風情たっぷり。ふと窓の外に目を向ければ、この街の象徴である東京タワーがそびえ立つ、そのコントラストも面白い。

無難なお洒落さではない攻めた空気は、ふたりをいつもより大胆にし、東京の夜の楽しさを教えてくれる。

旅先での時間が盛り上がるのと同じように、この非日常空間には大人を高揚させるマジックがあるのだ。

◆

日本とは思えない空気が流れ、緑に囲まれた非日常空間に圧倒される。

美味しいディナーと夜景、そして東京タワーの美しさが相まって、必ず心が高鳴るはずだ。

大切な人と特別な夜を、ここで過ごしたい。

▶このほか：今年のボージョレはヌーヴォーではない逸品を！秋におすすめのエレガントなワイン

東カレアプリでは「切り札となる新店」を厳選初出し！

今月の『東京カレンダー』は「切り札になる新店」を特集！フェスティブシーズンを成功に導く最強のレストランはここだ！

プレミアムサービスなら、その最新号も過去号（約10年分）も、電子書籍で読み放題！レストラン検索機能もついて超便利！
⇒アプリでのご利用はこちらから
※最新版のアプリをダウンロードしてください。

⇒紙版をお求めの方はこちらから

※東京カレンダーは毎月21日頃の発売です。今号は10/21（金）から。