鈴木保奈美の意外なプライベート!好きなTV番組や、休日に訪れる場所まで…

社会現象となった『東京ラブストーリー』をはじめ、数々の名作に出演してきた女優・鈴木保奈美。

役者として長年活躍し続けている彼女が、今なおチャーミングでいるのには、ある理由があった。


サファリシャツとキュロットというカジュアルな衣装に身を包み、カメラの前で“探検隊員”を演じてくれた鈴木さん。

美術館の展示物を興味深そうに見入り、ワクワクする気持ちを抑えられない表情を浮かべていた。

「考古学が好きなんです。昔、『野生の王国』っていうドキュメンタリー番組があって、小さい頃好きでよく観ていたんです。

国立公園や海にいる動物の暮らしとか、エジプトやマチュピチュの遺跡なども取り上げていて、その影響で自然と興味を持つようになりました。今も美術館や博物館は大好きです」

最近では、古代エジプト展、ポンペイ展にも行ってきたそうで、そこから会話は「ミイラ」の話題に。

「ミイラ作りの過程やそれに携わった人の背景とか想像して、『ミイラって大量生産されてたんだ』とか、『人間ってこんなことしちゃうんだ』とか、そういう思いをめぐらせながら鑑賞するのが面白くて」

歴史ものの時代背景は探ってしまう。それが楽しくもあり深みに繋がる


プライベートをあまり多く語らない女優だけに、“鈴木保奈美がミイラを語る”という意表をつく一面を覗けて、少し嬉しくなった。

好奇心旺盛な性格ですか?と尋ねると、「そうかもしれないですね」と鈴木さん。

その好奇心は、仕事にもプラスに働いているという。

「“調べたがり”なんです。大学で課題をこなすような、そういう作業が楽しくなってきましたね。

時代劇の役を演じる時にその時代について調べたり、大河ドラマでお市さんを演じた時も、近江から福井へお嫁に行った道中、何日間も籠に揺られていて到着した時フラフラだっただろうなぁ……とか。

歴史背景を学びつつ、リアルを想像して楽しんでいます」

20代は“トレンディ女優”として数々のヒット作でヒロインを演じ、一度は女優業から遠のいたが、再び復帰。

そのブランクを感じさせない、第一線での活躍ぶりは周知の通りだが、女優としてどんな心境の変化を経てきたのだろうか。

「20代は訳もわからず、その日やらねばならないことを必死でこなしていました。

その頃と比べたら、年齢を重ねた今は作品に対して考えを馳せる余裕は出てきたかな。と言っても、今も一杯一杯なところもありますけどね」

聡明で快活でクール。演じてきた役柄の印象もあるが、どんな仕事も飄々とこなしそうなだけに、最後のひと言は意外だ。

25年ぶり2度目の舞台はあえて鼓舞し過ぎない。自分を保つコツです(笑)


そんな鈴木さんが、25年ぶりに2度目の舞台に立つという。

「久しぶりの舞台だからと、意気込んではいけないなと。なるべくフラットでいようと心がけています。力んでいるんですけど、力んでいない風を装って(笑)。

あまり意識したり小難しく考えないようにして、自分を保っています」

今年で33年目のキャリアを迎えるが、経験値が増えても、常に新鮮な気持ちで仕事に臨む。

大人らしい平常心と、大人になっても忘れたくない好奇心を併せ持った、素敵な女性の生き方を学んだ気がした。

■プロフィール
鈴木保奈美 1966年、東京都生まれ。86年、女優デビュー。『東京ラブストーリー』をはじめ、ドラマ、映画を中心に活動。4月4日から公開中の舞台『セールスマンの死』に出演中。

■衣装
シャツ 18,700円、パンツ 34,100円、バッグ 68,200円、スカーフ参考商品〈すべてポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレン〉


▶このほか:「ダメって分かってるのに…」広瀬すずの抑えられない衝動とは?



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