サクッと軽くて、とろりと溶けるエアリーなパイを発見!女性を虜にする、麻布十番の新店

昨年12月、麻布十番商店街のすぐ側に誕生した、注目の店がある。

アジアNo.1パティシエに輝いた、成田一世シェフの名を冠した新店『シーン カズトシ ナリタ』だ。

“パンとケーキのグランメゾン”というべき同店の魅力を、たっぷりとお届けしよう。

下町風情もある麻布十番だが、この一帯だけ外国のような雰囲気


店名にもなっている、成田一世シェフは日本を代表するパティシエであり、ブーランジェ。

輝かしい経歴を持ち、伊『エノテカ・ピンキオーリ』、仏『ピエール・エルメ・パリ』、NY『ラトリエ・ド・ジョエル・ロブション』など世界の名店で活躍後、帰国し『エスキス』で辣腕を振るった。

2007年「NYタイムズ紙」には、「ベストオブニューヨーク(パン・デザート部門)」を。2017年「アジアのベストレストラン50」アジアのベストパティシエ賞を受賞するなど、ふたつのジャンルで頂点を極めている。

そんな成田シェフが念願の独立を果たしたのがこちら。店内を見ると、左にはスイーツ、そして右にはパンと焼き菓子のショーケースがある。

開け放たれたエントランスからは、バターやバニラの香りがマスク越しにもわかるほど。

あのロブション氏が認めた、抜群のバゲット!


代表作は「ベストオブニューヨーク」を受賞した「プティバゲット」。実は成田シェフはNY『ラトリエ・ド・ジョエル・ロブション』時代にバゲットの開発も任されていた。

そこで生み出されたのが、この逸品。香ばしくカリッとしたクラストと柔らかな内層がクセになる。

ロブション氏をもトリコにした代表作「プティバゲット」380円


その他にも、ブリオッシュ生地にクリームを詰めた「生搾りクリームパン」は絶品!

クリームには希少なマダガスカル産のバニラビーンズを使用。生地との相性も抜群で、早くも売り切れ続出だとか。

「生搾りクリームパン」320円

中には軽やかなクリームがみっちりと詰まっている


また、みっちりとした生地が特徴の「クロワッサン」は、バターが香る味わい。薄い繊細な層が重なりつつ食べ応えもある。

「クロワッサン」350円


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美術品のような華麗なスイーツも大人気!


一方、真骨頂のスイーツも「ミルフィーユ」や「オペラ」など美しく、計算し尽くされた一品が揃う。

「ミルフィーユ」は、一枚一枚の繊細なパイ生地のなかに空気が入っていて、クリームと合わさるとほろほろ溶けあうような新感覚の味わい。

手でパクッと食べるのがおすすめだ。

これでもかというくらい軽い食感の「ミルフィーユ」820円

焼き菓子も多数揃っており、手土産にもぴったり。

特に「カヌレ」はしっとりした食感のものが多いが、こちらのはカリッと中はトロッとしたプリンのような食感が特長。

1日に数回、焼き上げるので、その時間を見越して訪れてみたい!

「カヌレ」320円


ラインナップは時期により変動あり。今後は、有名シェフとのコラボも展開予定。

「オリジナリティが評価される時代。グランメゾンを経験してきた自分だからできる、新しい美味しさを街に提案していきたい」と成田さん。

パン部門は『メゾンカイザー』を立ち上げた『ル・ルソール』の清水宣光さん、チョコレートは『パトリック・ロジェ』の山内大輔さんとタッグを組み、新たなアイテムを開発予定


「今後はイートインやチョコレートも手がけていきます」と意気込む。

“スイーツ界のグランメゾン”の新たな挑戦から目が離せない。

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