石橋貴明が、ホテルで美女を前にガチガチになりながらも「逆境に立ち向かう大切さ」を語ってくれた！

仕事なんてすべてキツく苦しいもの。楽な方に流れなければ、いい結果はついてくるはず

再び原動力を得たタカさんが、これから仕事で新たな挑戦をしようとする人に伝えたいことを聞いた。

「楽な方向に流れないでほしいな。やっぱり仕事はすべてきついし苦しい。そっから離れて楽な方向に行っても、いい結果は出ないと思います。

僕の人生の師匠は伊集院 静先生なんですけど、伊集院さんもいつも、〝逆境に立つんだ〞と言っています。〝坂道だったら上りを選べ、下りを選ぶな〞と。

僕も苦しい時ほどその人の真価が問われると思うので、その時に踏ん張れないとダメ。いまは働き方改革があるので1日8時間で帰らないといけない。土日はちゃんと休みをとらないといけない。

でも一方で、それでいつ仕事覚えるの？いつ他の人より上手くなれるの？職人だったらいつ自分の店もてるの？とも思ってしまうんです。

なんの仕事でも最低10年はかかるわけじゃないですか。正直、僕はやりたい人は15時間でもやりゃいいと思うし、野心や目標があるなら、人がやってない時にやるしかない。

だから、あえて厳しい方向へ向かってもらいたい。できないって言い訳ばかりしても、何の道も開けない」

どうしようもなく行き詰まったときは、ゆっくり風呂入りなさい（笑）

いまの時代、そう活を入れてくれる大人はどれだけいるだろう。

ともすれば「根性論は古い」だなんて言われてしまう世の中で、タカさんは体裁かまわず言う。自分もそう進んできたゆえの言葉だろうか？

「やり続けていくしか方法がなかったんですよね。一回マラソンを走ったことがあるんですけど、軽快に20kmを走っていたあたりで、前を走っていた木梨憲武が足を止めて歩いていたんです。

それで止まって大丈夫？と聞いたら、いや足痛えんだって言う。え、じゃあ歩いて治ったらまた走ったら？先行くよって走ろうと思ったら足が動かない。

足を止めるって、その瞬間に次の足が出なくなってしまうことだと実感しました。人生はよくマラソンに例えられるけど、足を止めちゃいけないんだって。

どんなに苦しかろうがなんだろうが、それは歩いているよと周りに言われようが、自分は走っているんだと言い聞かせる。諦めないで足を前に踏み出していれば、進んでいける」

どうしようもなく行き詰まったり、疲れてしまった時は？

「ゆっくり風呂入りなさい（笑）。あとは、よく食べて、よく寝て、手洗いうがい。これです！」

2020年、タカさんのマラソンは一気にスピードが上がった。そして、全力で遊ぶなかで、抱いていた野望が具現化してきている。

「ひとつ絶対にやりたい夢があります。それが何かは『貴ちゃんねるず』で1年以内に出すのでお楽しみに！ちょうど来年、長嶋茂雄さんでいう〝初めての還暦〞ですしね（笑）。夢がないと面白くないじゃない」

それはきっと、諦めない心が集約された動画だろう。タカさんはいま、とても楽しそうに走っている。

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■プロフィール
石橋貴明　1961年、東京都生まれ。1980年に木梨憲武と「とんねるず」を結成。数々のテレビ番組で活躍し、歌手としてもヒット作多数。トーク番組『石橋、薪を焚べる』に出演中（フジテレビ火曜24:25～）

■衣装
［石橋さん］ジャケット 14,5000円〈ボス／ヒューゴ ボス ジャパン TEL：03-5774-7670〉、その他／スタイリスト私物
［女性］ドレス 40,000円〈フリッカ／フリッカインターナショナル TEL：03-6712-6280〉、シューズ 17,000円〈ダイアナ／ダイアナ 銀座本店 TEL：03-3573-4005〉、ピアス 216,000円〈ニナリッチ／エスジェイ ジュエリー TEL：03-3847-9903〉、ブレスレット29,000円、リング（人差し指）29,000円、リング（ピンクダイヤモンド）39,000円、リング（モルガナイト）29,000円〈すべてシンプリッチ／プラドプレスルーム TEL：03-3486-0246〉