芸能一家に生まれ、生まれはLAという帰国子女。
そんな華やかな肩書きをもつ眞栄田郷敦さんは、実のところ、とてつもなく自立した20歳だ。
彼の背景を何も知らない人であっても、その姿を目にしたら“本物”のオーラを感じざるを得ない。
活躍の場を広げつつあるこの美しき二十歳の男は、どんな人物なのだろうか。
新世代のスター誕生、なのかもしれない
撮影場所となった「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」のスイートルームに入った瞬間、眞栄田郷敦さんは32階からの眺望に感激した様子で、「ここに引っ越したい」と笑みを見せた。
そして、ヘアメイクの前に慣れた様子でストレッチ。まだ撮影前だというのに、ただ身体を伸ばしている姿すら絵になってしまう。
いざ撮影が始まると、20歳とは思えない静謐さと艶やかさを放ち、フォトグラファーは思わず「ありがたい」を連呼。
感謝したくなるほど美しい男がそこにはいた。
しかし意外なのは、インタビューでは撮影中のスターオーラとは一転し、ご近所の好青年的な親しみやすさをもって口を開く。
隠れ家を特集した4月号を渡すとパラパラと真剣に見始めて、「美味しそう」「めちゃくちゃいいな」と目を輝かせた。
そこで、こんなお題を出してみた。女性とのデートとなった時、ここに載っているなかで行きたい店は?
「えーっと、悩むなあ。フレンチみたいなお洒落なところは正直苦手。それよりはお鮨や焼肉がいいですね。」
それから約5分後。「よし!」と言う声を合図に店が決定した。
「中目黒の『おにかい』にします」
そこは築100年の長屋を改築した鮨屋。デートの決め手は以下の通り。
「気取っていない感じがいいです。あと、やっぱり美味しいところ行きたくて、ここが何回開いても気になりました」