撮影の舞台となったのは、西麻布の裏通りにたたずむ隠れ家然とした地下のバー。暗闇の中、揺れるキャンドルが幻想的な空間で、ごく自然に振るまう彼女に夜のプライベートについて聞いてみた。
「実はお酒はそんなに強くないんです。甘めのワインか梅酒ソーダ割か、バーであればフルーツのカクテル。いずれにしても、一杯をゆっくり時間をかけて飲む感じですね」
食に対しては日々節制しているぶん、ひとつの作品が終わった後はご褒美の意味も込め、好きなものを食べることにしているとか。
「誰かと一緒になら、美味しいものを少しずつたくさん食べるのが好き。コースでいただくのもいいですよね」
クリスマス、年末年始の過ごし方を聞いてみると…。
「ホームパーティが多いかもしれません。デパ地下でお惣菜を買ってみんなで持ち寄って。私はもっぱらホストではなくゲストの方ですけど(笑)。
あ、でも先日、共演しているTOKIOの松岡(昌宏)さんの仕切りでドラマの中打ち上げがあったんですが、開催場所が下町だったんです。
焼肉を食べた後、スナックやバーを4軒くらいみんなでハシゴして。すごく新鮮で楽しかったので、そういう過ごし方もアリかもしれませんね」
インタビュー中、「『東京カレンダー』の取材なのに色っぽい話が本当になくて、ごめんなさい」と何度も謝る彼女。
「今年の誕生日も役に没頭するあまり、気付いたら過ぎていた」というのだから、本当に今は仕事に集中しているのだろう。
だが、悲壮感は微塵もない。むしろ、充実していることが傍目にもわかるほどの、キラキラしたオーラを纏っていた。