「出汁からとれるかチェックします」36歳男が、結婚相手として彼女を“テスト”する料理とは

好条件の男が、彼女と続かない理由とは


現在も5歳年下の彼女がいるが、伸二さんは結婚相手とは思っていないとのこと。彼女について、まずは話を聞いてみた。

「今の彼女は、友人主催のバーベキューで知り合った看護師です。まだ付き合って3か月くらいかな。顔はタイプなのですけど、結婚相手ではないなと感じ始めているのでそろそろ潮時かなと思っています」

3か月で潮時とは、ずいぶん早い気がするが、伸二さんは交際が1年以上続くことがほとんどないとのこと。自分からアプローチはするが、冷めるのも早いらしい。

どうやら、その辺りに結婚していない理由がありそうだ。

まずは、今の彼女に対して潮時だと思っている理由を尋ねた。

「僕、車が好きで、よくドライブにいくんですけどETCがついていない一般有料道路を通ったときに、料金所でぼーっと乗っている子がダメなんですよ。そういう子って、いつも男側が何かしてくれるのを待っているタイプでしょ」

ドライブ中、バッグを後部座席に置きっぱなしはNG


理想は、料金所で自分の財布をすぐに開けてくれる子だと語る。

「この間も彼女と東北の方までドライブに行ってきたんですけど、バッグごと後部座席において一切財布を取り出す気がなくてがっかりしましたね」

伸二さんによると、お金を支払うかどうかではなく、ドライブ中にドライバーに対して気遣いができるかということがポイントらしい。

「そうそう、あと帰り道に高速道路で渋滞にはまって彼女が疲れたーって言いながら隣で寝たんですよね…。がっかりしました」

どうやら「疲れていたら、寝ていいよ」と自分から声をかけたらしいが、それで実際に寝る子の神経が信じられないという。自分だって運転で疲れているのに、隣で寝るなんて非常識だと感じるとのこと。

寝ていいよ、と声をかけながら、実際に寝る人に幻滅するとは矛盾しているように感じる。しかし、そう声をかけるのは、伸二さんなりの気遣いと、この人と付き合っていけるかどうかの“テスト”らしい。

確かに、付き合いたての頃は「本当にこの人でよいか」を無意識のうちにテストしてしまうことは男女問わず誰にでもあるかもしれない。

伸二さんは、特にこだわりがあるタイプのようだが、女性に対して譲れないポイントが他にもあるか聞いてみた。

「特に“こだわり”はない方だと思うんですけど…。でも、そう言われてみると以前友達に、それはハードル高いねって指摘されたことはあります」

自分では普通だと思っているらしいが、譲れないこだわりポイントは何なのか。

「僕、グルメなんです。付き合いたての頃は、評判の良い新しいレストランを開拓することが多くて、彼女との仲が落ち着いたら家で食事することが多いですね。自分でも作るし、お取り寄せをすることも多いです。『人形町 今半』の黒毛和牛すき焼きとか大のお気に入りで」

そんなグルメな伸二さんは、彼女にもある程度の料理の腕を求めるようだ。

「彼女との仲が深まったら、一緒に近所のスーパーに買い出しに行くことにしています」

彼曰く、スーパーに一緒に買い出しに行くと、彼女が普段どんな暮らしをして、どんな料理を作っているかはもちろん、女性の本質が見えるという。

大体の女性は「何が食べたい?」と聞いてくるそうで、それに対して伸二さんは毎回“あるもの”を指定するそう。

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