ほっかほかでツヤツヤの新米おにぎり!作りたてが最高に美味しい名店


お米の美味しさが増す新米の季節到来!

この季節に訪れたいのが遠方からも多くの人が訪れる人気店『おにぎりカフェ 利さく』。

羽釜で炊きあげた新米で作るおにぎりの美味しさを動画でお届けしよう。

常時20種類以上のおにぎりを揃えている

桁外れのおにぎりの美味しさ!新米の時期こそ訪れたい名店

千駄木駅から徒歩1分。団子坂下交差点からすぐの通り沿いに『おにぎりカフェ 利さく』はある。

店主・吉江氏の両親が喫茶店を営んでいた場所をリニューアルし、2010年におにぎり専門店を開業。その美味しさは瞬く間に広がり、今では行列のできる人気店に。新米の季節にこそ訪れたい『おにぎりカフェ 利さく』の魅力をお伝えしていこう。

同店に人が惹きつけられる一番の訳は次元違いの“おにぎりの美味しさ”にある。使用するお米は店主自ら選び抜いた群馬県板倉町産のコシヒカリ。「米作りの匠」と呼ばれる農家の今村氏が作る米を、産直で仕入れているのだ。

そんなこだわりの米は、使用する直前に精米し、手で丁寧に研ぎ、浸水させ、しっかり冷えたお米を羽釜で一気に炊きあげる。

この工程も季節によって米の状態を見極めながら、浸水時間や火入れの時間、蒸らす時間などを微妙に変化させて、おにぎりに最適な米の状態に仕上げていくのである。

「塩むすび のりなし」(170円)奥)「塩こぶたくあん」(200円)

はらりとほどけるお米の食感に魅了される

注文の入り方などを見つつ、常に炊きたてのお米を提供できるよう一度に炊きあげるのは、1㎏~2㎏に限定。注文が入ってから、握りたてを提供しているのだ。

握り方は、ふんわり優しく。握るというよりは、成形するだけ。こうして完成したおにぎりは、お米の間に空気が入り、口に入れるとお米一粒一粒がふわりとほどけて、優しい甘みを広げていく。

名脇役の塩にも注目。沖縄県産の海洋深層水で作られた混じりけがなく粒が細かい塩を使用しており、お米本来の甘みを引き立ててくれているのである。

そんなお米の美味しさをダイレクトに楽しみたいならば、ぜひ「塩おむすび のりなし」を味わって欲しい。

「すじこ納豆」(280円)

定番から変わり種まで種類も豊富!

気になるおにぎりの種類は常時20種類以上を揃えており、定番の「鮭」や「紀州土用梅」、「昆布おかか」などの他、「豚キムチ」や「みそ納豆」といった変わり種も充実。

注目は「すじこ納豆」。青森県のソールフードである「すじこ納豆」をおにぎりにアレンジした一品で、これがまた絶品。

自家製の葱味噌と納豆を合わせ、豆板醤などで味付け。紅鮭のすじこと合わせて、おにぎりの中から顔を出す具材は、口の中で濃厚な旨みを爆発させてくれるのだ。

「スープセット」(850円)※お好みのおにぎり2ヶ(写真は「塩むすび のりなし」と「塩こぶたくあん」をセレクト)+お好みのスープ(写真は「自家製豚つくねの豚汁」)

店主・吉江氏のイチ押しは「紀州土用梅」。実は、おにぎり専門店を開業するまで梅干しが苦手だったという吉江氏。おにぎりと梅の抜群の相性に気がついてからは、その魅力にどんどんハマっていったという。

同店ではしょっぱさと酸っぱさがより感じられる「紀州土用梅」を使用。この梅の塩味が、お米をさらに美味しく感じさせてくれるのである。

他にも、築地から仕入れる「鮭」や、油で味を付けたたくあんと塩こぶを合わせて握った「塩こぶたくあん」など、具材ひとつひとつにこだわったおにぎりは、毎日でも通いたくさせてくれる。

「自家製豚つくねの豚汁」(450円)

スープや惣菜ひとつひとつにこだわりが潜む

常時20種類以上が揃うおにぎりの他、惣菜やお味噌汁、デザートまで全て手作り。

人気はセットメニュー。まずはおにぎり2ヶと共に、常時5種類ほど揃うスープから好きなものを選べる「スープセット」を紹介したい。

この日はスープの中から「自家製豚つくねの豚汁」をオーダー。

味噌や葱、ごぼうなどを入れて作る豚のつくね団子は噛むほどに旨みが溢れ出し、九州産の味噌をベースにブレンドして作るスープも最高に美味。おにぎりとの相性も抜群の一品である。

「利さくプレート」(1,600円)※お好みのおにぎり2個、「銀だらの味噌焼き」または「甲斐美桜鶏のグリル」、4種のお総菜小鉢、お味噌汁、デザートのセット

おにぎりと共に、色々なお総菜を少しずつ楽しめる「利さくプレート」もおすすめだ。

この日の惣菜は「おからさらだ」、「ニラともやしナムル」、「あげと青菜おひたし」、「かぼちゃの旨煮」の4種類。

メインには「銀だらの味噌焼き」、そして出汁香る「味噌汁」、デザートまでセットになったお得なメニューである。

インテリアなども喫茶店時代のものをそのまま使用

炊き方に技あり!米の状態を見極め絶妙な調整を施していく

お茶碗で食べるお米とおにぎりにするためのお米は炊きあげ方が異なる。吉江氏が目指すのは、柔らかくもなく、固くもなく…しかし芯は残さず、ほどよく粘りはありながらも口に入れるとハラリとほどける絶妙なライン。

同店では9月下旬頃から新米の使用を開始。新米は普段の米よりも水分量が多いため、炊きあげにも工夫が必要だという。浸水時間を短くし、炊くときの水量も調整、そして火加減の重要。

強火、中火、弱火の順で調整していくのだが、使用する米によって中火の時間を長めに設定したり、少し強火の時間を長くしたりと微妙な調整を施していくのだ。

「たまごかけご飯」(700円)

まさに至高!究極の卵を使用した極上TKG

『おにぎりカフェ利さく』の隠れた人気メニューが「たまごかけご飯」である。

最大の特徴は“ご飯”だ。羽釜で炊きあげたお米と、卵の白身と出汁醤油を加えてよく混ぜ合わせ、メレンゲライスにして提供。そこに黄味を入れて、利さくオリジナルの出汁醤油をお好みで加えながら味わうのである。

使用する卵は、那須の御養卵の最上級「極」。この卵の美味しさをより多くの人に楽しんで貰いたいと、白身が苦手な人でも食べやすいように工夫してこのスタイルに辿り付いたという。

至高のTKGと呼ぶにふさわしく、その味わいは格別だ。

千駄木駅から徒歩1分に位置

おにぎりだけでなく、お米を美味しく味わうのに欠かせない惣菜やスープまで全てにこだわり抜いた『おにぎりカフェ利さく』は、新米の季節にこそ訪れたい名店である。

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