「私、最初のデートでやらかした…?」タブーを犯した26歳・婚活女子の結末

東カレ編集部:デート中、努力していたことって、ありますか?

ユミさん:基本的にどんなデートでも「営業」の延長だと思って全力で盛り上げるように心がけていました。折角お互い時間を取って会ってる以上、楽しむし楽しんでもらわなきゃ損だと思っていたので。

とにかく「さしすせそ」はかなり多用していました。ネットで使い古された手法ですけど、男の人は結構喜ぶんですよね。

それから、どんなにつまらなくて失礼な人だったとしても、御馳走して頂いたらその場でお礼を言うのはマストとして、デートの後は必ず自分からお礼を送るようにしていました。

東カレ編集部:つまらなくて失礼な人でもですか!…どんな男性だったんですか?

ユミさん:デート中ずっと「俺は有名人と繋がってる」とか「お金持ちの友達が多い」とか、他人のふんどしで相撲を取る人がいて…散々自慢話を聞かされて、最終的に「あんまり都会に染まらない方がいいよ」と説教された挙句、割り勘だったのもなかなか辛かったです…。

東カレ編集部:キツイなと感じる男性とのデートもあったんですね…。アプリを使っていると、良くも悪くもいろんな人に出会えますもんね。

ちなみに、いろんな人に出会える分「もっといい人がいるんじゃないか」と婚活を続けてしまう人もいますよね?その一方で、ユミさんがすぐに結婚に踏み切れたのはなぜですか?

ユミさん:もっといい人がいるかも知れないけど、新しい人を探すより今好きな人のいいところを探すことに時間を掛けたかったんです。

それに、やっぱりオトコを見る目には自信があるので!

東カレ編集部:どんなところをチェックしていたんですか?

ユミさん:私は彼の友達とも仲良くするようにしてました。友達って本人を写す鏡で、類は友を呼ぶというのでしょうか?やっぱり胡散臭い人には胡散臭い友人が集まるし、真面目な人には真面目な友人が集まります。

彼の友達に会ってみて、例えば夜な夜な六本木で飲んでるとかギャンブルにハマってるなど「これは仲良くできなさそうだ」と判断したら速攻撤退することをオススメします。

東カレ編集部:なるほど…!説得力ありますね。

反対に相手の条件を絞りすぎて、良い相手がいない!と嘆いている女子もいると思うのですが、ユミさんが結婚相手に求める条件って、何でした?

ユミさん:私は結婚相手に求める条件、少ない方だったかもしれません。私がこだわっていたのは、年収と金銭感覚が合うかというポイントだけ。両親から受けさせてもらったのと同じくらいの教育を子どもに受けさせたいし、年収800万以上がいいなって思っていました。

それから、私はケチな人が嫌なので…普段節約してても、行きたかったレストランに行った時や欲しいものを買う時にしっかり相応のお金を払える人が良かったんです。

それ以外は基本的にこだわりませんでした。結婚後に住む場所は都内でも地方でも良かったし、容姿もそこまで。…ただ、結果的に好みの男性に出会うことができましたが(笑)



東カレ編集部:20代の婚活事情を取材していると「アプリで出会った人との結婚を考えていたけど、周囲にどこで出会ったのか説明できなくて別れてしまった」という女子もいました。

ユミさんはアプリで出会った相手との結婚、迷いませんでした?

ユミさん:特に迷いはなかったです。私の友人もアプリで彼氏が出来たり、結婚してたので。まぁ、友人たちも公言してはなかったですけどね。

私も付き合った当初から、周りの友人や親兄弟にアプリで出会ったことは一切言ってません。「合コンで出会った」とウソをついてます(笑)

最近はアプリで出会って結婚する人も増えてるから、きっと偏見はそんなにないんじゃないかな。私も最初から「出会いはアプリ」って言っておけば良かったです(笑)

東カレ編集部:どこかで妥協することや、迷わず突き進むこと。結婚において大事なことかもしれませんね。

もしユミさんが同世代で婚活に悩む女性にアドバイスするとしたら、どんな言葉を掛けますか?

ユミさん:正直、焦らなくて良いよとは絶対言いません。

アプリは特に、年齢でフィルターを掛けられるので。一歳でも若いうちにデートや合コンをたくさんこなしたほうがいいと思いますね。



結婚を夢物語ではなく、現実問題として捉えて婚活に励んでいた彼女。

自分の年齢や武器を冷静に把握し、うまく折り合いをつけられた者だけが結婚というゴールテープを切れるのだろう。


▶Next:10月23日 水曜更新予定
年収5,000万の彼に婚約破棄された、29歳・崖っぷち婚活女子

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