「受験に失敗、この世の終わりかと思った…」挫折を克服するため2,000万払った、元・女医の闇

女は、直感にしたがい、時として大胆にお金をつかう。

その瞬間、彼女たちが心に描くのは、とびきりの夢や幸せな未来。

この連載では、“ある物”にお金をつかったことで人生が変わった女たちのインタビューを紹介しよう。


名前:斉藤萌さん(仮名)
職業:主婦・トレーダー
年齢:37歳

「小学生の頃『大きくなったら何になりたい?』って聞かれてなんて答えていましたか?」

今回の取材対象者・萌さんは開口一番こう言った。

「私は“お医者さん”でした」

待ち合わせ場所に現れた彼女は、艶やかな黒髪が妖艶さを惹きたてる美人だ。

「実は私、社会人になってから医学部に入り直したんです。どうしても医者になりたくて…。その学費のために2,000万以上を支払いました」

ここまで聞くと、子供の頃から諦めきれなかった夢を実現するための投資、というサクセス・ストーリーに聞こえる。

だが彼女、いま現在は医者ではない。医学部を卒業後、しばらくして辞めたという。

「夢…と言えば聞こえはいいのですが、医者になるまはかなりの暗黒時代で、コンプレックスの塊だったんです。いま思えば、自分のコンプレックスを解消するための2,000万、ですね」

社会人からの医学部受験、そして現在は主婦という驚きの経歴を持つ萌さんに、その詳しい事情を聞いてみた。

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