私の住む街 Vol.2

「独りでも、寂しさを感じずに済んだ。」ファッションPRとして働く美女が、独身時代を“代々木上原の女”で貫いた理由

住む街によって、人生は大きく変わる。

出会う人々、お気に入りのレストラン、週末に出かける場所…。その“人となり”を作る日常の全てが、街によって大きく異なるからだ。

人生やライフスタイルは、住む街によってどう変化するのだろうか?その“リアル”に迫りたい。



今回特集するエリアは、代々木上原だ。

高級住宅街が連なるこの土地で、地元民以外は果たしてどんな生活を送っているのだろうか?街のイメージ通り、「地に足のついた上質な暮らし」を送っているのだろうか?

その疑問を解消すべく、代々木上原で約10年ほど一人暮らししていた女性に話を聞いてみた。

彼女は「代々木上原という地に支えられながら」、ファッションブランドのPRとしてキャリアを積み、ついに昨年入籍。最愛のパートナーを得るという幸せを手に入れたという。

そんなハッピーオーラ満開で取材現場に訪れた彼女の話には、キャリアに邁進する東京の女性たちが参考にしたい、ある“幸せのヒント”が隠されていたのである。




名前: 綾香さん(仮名)
職業:外資系ファッションブランドPR
年齢:35歳
住居:代々木上原に約10年、その後同棲を機に目黒へ
趣味:旅行、美味しいお店を開拓すること

別に代々木上原じゃなくても、よかった


「最初から代々木上原にこだわっていたわけじゃなくて…。たまたま、ふらっと降りて気に入った街が、代々木上原だったんです」

デザインがかった襟の白シャツに、女性らしい黒のタイトスカートで現れた綾香さんは、落ち着いた口調でそう話し始めた。

代々木上原に住んでいたのは、新卒時代からいまの旦那様と同棲するまでの約10年。当初この地を選んだのはひょんなことがきっかけだった。

綾香さんは新卒で赤坂にある広告代理店で働くことが決まり、会社の近くを候補にいくつか内見の予定を立てていた。しかし約束の時間までしばらくあったので、乗り継ぎのあった代々木上原を散策することにしたという。

そしてこれが、この街にどっぷり浸かるきっかけとなった。

「ふらっと歩いているだけで、街の落ち着いた雰囲気が気に入って。なんだか安全そうに感じたんですよ。街全体がギスギスしていないでのんびりしていて、不審者もいないし」

そう、こうして綾香さんは代々木上原に“一目惚れ”したのである。新卒で入った会社は激務だと聞かされていた彼女は無意識に、ほっと安らげる場所を探していたようだ。

「代々木上原が瀟洒な高級住宅街というのは、その時の私は知らなくて。ただ雰囲気が自分に合っていた。それだけで探したんです。代々木上原の駅近で、かつ当時の自分のお給料で払える10万円以下のところが見つかって。赤坂まで1本で行けるし、即決しました」

そして最初の直感通り、仕事に忙殺される日々の中で、代々木上原の暮らしは安らげるものだったという。激務の中、終電を逃しても日常の平穏にふっと切り替えるためのお店がいくつもあった。

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