筋トレ男子 Vol.1

筋トレ男子:「今の方が圧倒的にモテます」。ガチで肉体を磨き始めた男に訪れた、意外な変化

大会でファイナリストになることを目指し、鍛え始める


80kgから65kgへ。絞るだけ絞って脂肪は削れたが、それが逆に貧相に映ったとを知り、鍛えることを決意したという木島さん。

通い始めたのは、奥渋谷に佇むパーソナルトレーニング専門のジム、SHIBUYA FITNESS SHAREZ。紹介されたのは、“ベストボディジャパン2013”の優勝者でもある岡崎トレーナーだった。

肩甲骨外側の筋肉、広背筋を鍛えるトレーニング。重さは約50kg


「実は鍛えることを決めたときに、自分自身もコンテストに出場することを目標に据えたんです。ライザップ同様、何か目標を決めないとやめちゃいそうだったので、保険をかける意味で(笑)。」

それまで肉体美を競うコンテストといえば、プロのボディビルダーが競うもの、というのが一般的だったが、フィットネスブームにより、細マッチョ部門など一般人が参加できる大会がブームになっていたのも後押ししたのだという。

木島さんが目標にしたのは、“ベストボディジャパン2014”の40代部門で、ファイナリスト15人に選ばれること。大会まではたった1年しかなかったが、岡崎トレーナーの元で、ハードな肉体改造がスタートする。

「最初はトレーニング終わりで、毎回吐いていたくらい辛かったです。ただ、準備期間が1年もなかったので、それくらいやらないと追いつけないと言われて」

トレーナーの岡崎さんが補足する。

「大会に出場する人は、週5回以上トレーニングを積んでいる人がほとんどなんです。正直な話、週2回っていう人はほとんどいない(苦笑)。それでも木島さんが出ると決めた以上は、こちらも真剣にサポートすると決めました」

家族や周りの人、全員でサポートしてくれた

上腕二頭筋や三頭筋など大会では上半身の筋肉が大きく評価されるとか


2013年8月。ライザップで65kgまで絞った体だったが、今度は筋肉を増やすために、食べて食べて12月には82kgまでに増量。そして、そこから脂肪だけを落とし、筋肉量を上げていくトレーニングが始まった。

好きなレストランは『水剌間』『アウレリオ』『トラットリア アマルフィターナ』などだが、この期間は外食はもちろん封印。

食事は3食ほぼすべて、「サラダチキン、サラダ、ときどきゆで卵」だという。

「トレーニングの日だけ、パワーを出すためにおにぎり1個を食べますが、それ以外は毎日一緒です。大会1週間前にはさらにカーボオフ、前日は塩サウナと水風呂の交互を5〜6セット繰り返して、体中のありとあらゆる水分を抜いてむくみを極力まで抑えたり。もう本当にツライですよ〜(笑)」

BCAAやプロテインバーは、いろいろ試した結果これがベスト


ちなみに彼は飲食業を含め多角的に事業を展開する経営者。

仕事で常にたくさんの人とコミュニケーションをとっているために、当然、食事のお誘いも多い。だが、バーベキューでも会食でも徹底してストイックな姿勢を貫く木島さんの姿を見て、最初は本気で取り合わなかった人間も徐々に応援してくれるようになったという。

「大会当日のヘアセッティングも衣装を揃えてくれたのも、全部知り合いのヘアメークさんやスタイリストさんでした。仕事仲間もたくさん応援に来てくれて。いろんな人からの愛をひしひしと感じましたね」

大会出場時の木島さん。書類審査を通過し予選通過者55人に選ばれた

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