男女のAorB〜出題編〜 Vol.2

男女のAorB〜出題編〜:テーブル席orカウンター席。女性を“落とせる”デートはどっち?

Aの主張:初デートは、距離もあり顔が見れる対面式テーブルの方がいい


知らない人はいないであろう、銀座の名店。格式高いクラシックな雰囲気は、デートの定番としても重宝されている。

カウンター席の店ではなく、こちらのお店を選んだ理由は、テーブル席の方が落ち着いて会話ができると思ったからだ。

顔を見ながら話すことができるし、女性だって、初デートは距離が近すぎる席よりも、向かい合える席の方が安心するだろう。

「うわぁ〜素敵...!」

すっかり店内の雰囲気に酔いしれる美希と、まずはワインで乾杯する。

「なんか久しぶりにこんな正統派デートしています。緊張しちゃうなぁ」

デート、という言葉に僕はちょっと嬉しくなった。向こうにもデートという認識はあるらしい。ただの“お食事係”ではないようだ。

“僕も久しぶりだよ”と言おうとした時、不意に美希と視線がぶつかる。

美女に正面からまっすぐ見つめられると、照れる。ドキッとして、僕は慌てて視線を逸らした。

「美希ちゃん、こういうお店よく来てそうなのにね」

話をしながらもどこに目をやっていいのか分からず、料理に集中するふりをする。

しかし美希は、僕のそんな気持ちを見透かすかのように、じっとこちらを見つめていた。

「...どうしたの?」

「何でもないです。ただ、こうして二人でお食事できるのは嬉しいなぁっと思って♡」

そう言って可愛く微笑む美希に、僕は完全に惚れてしまった。

別れ際、思い切って美希に尋ねてみた。

「美希ちゃん、今彼氏いないんだよね?これからも、こうして二人きりでの食事に誘ってもいいかな?」


B:カウンター席を予約した男・雅史


美希とは数年前からの知り合いだ。といっても、お花見やクリスマス会など仲間内のイベントで、時々顔を合わせる程度の仲だった。

メンバーの何人かが結婚してからは皆で集まる頻度も減り、いつの間にか会うことすらなくなっていた。

ところがある日、表参道の『トラットリア・シチリアーナ・ドンチッチョ』で友人と食事をしていたとき、僕たちは再会した。

ひとつ向こうのテーブルに座る、店内で一際目立つ美女。それが美希だったのだ。

「美希ちゃん!久しぶりだね」
「雅史さん!ご無沙汰しております。3年ぶり?くらいですよね」

相変わらず品があって凛としている美希から、僕は目が逸らせない。

昔はグループで仲良くしていただけで、抜け駆けして二人で食事へ行こうとか、そんな特別な感情は一切なかった。

しかし、灯台下暗しだ。改めて美希を見ると、東京の中でもトップクラスの美人である。

—よければ、今度二人で食事へ行かない?

その夜、グループLINEの中にいた美希の連絡先を見つけ出し、初めて個別で連絡を取ってみた。

“是非行きましょう”と返事をもらうや否や、僕は最近お気に入りのイタリアンを予約した。

この記事へのコメント

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No Name
ど、どっちでも良い。。
2018/04/07 05:2899+返信6件
No Name
東京の中でもトップクラスの美人てw
全員見たのかよwww
2018/04/07 05:4599+返信4件
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元々の関係もあるし、比較対象にならない気が…。はじめましてだったら、テーブル席!
2018/04/07 05:3599+返信1件
No Name
それより不倫しそうな人、モラハラ気質がある人を見分ける方法が知りたい。
2018/04/07 06:1797返信6件
No Name
ベースが違うのに第三者がどっちとは言えないかも。。
強いて言えば、美希ちゃん、こういうお店よく来てそうなのにねって発言…?
2018/04/07 05:3864返信2件
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