どれだけ期待値を上げても、確実にサプライズが成功する驚愕の一皿! 港区女子ウケ抜群のフレンチとは?

港区を取り囲む人々の新陳代謝は早い。特に港区の成功者こそ、その渦中にあり、諸行無常を地でいく存在だ。

そんな刹那ゆえ、どんな要望にも120%で応えられる手持ちのカードの潤沢さは必須。

どんな人からのリクエストにも的確に応え続け、評判を上げ続けることが、この街を生き抜く力でもある。

例えば、スイーツが好きな女子であれば、西麻布にある『Takumi』だ。

女性陣は、もしここに招待されたら、ハイライトは食後にくると覚悟しておこう。


シェフのラブレターともにいただく、麗しき料理の数々
『Takumi』

西麻布の交差点からすぐ。路地を入った場所に、そのレストランはある。

印象的な外壁は周囲の建物とは一線を画し、存在感を放つ。

これが料理の前に届くカード。左端に見える番号が小瓶に付された番号とリンク

コースのみを供し、前菜から魚、肉と続く構成だが、皿が登場する前にテーブルに届くのは一枚のカード。

これから食べる料理について文字で説明されている。そして、カードとともに並ぶ小瓶にはスパイスや素材がそのまま入っており、先に個々の香りを認識させる。

店内はシンプルだが、気品を感じる。センスのある空間

狙いは、構成する要素をまず視覚と嗅覚で楽しませ、その上で改めて味覚で相性を体感してもらうこと。

コンセプトの「組み合わせの妙を正確に理解し、楽しめるレストラン」を具現化している。

オーナーシェフ・大槻卓伺氏は、1989年生まれ。マルセイユ『ル プティ ニース』、パリ『ジョンフランソワピエージュ』など計5軒の星付きで約3年にわたり研鑽を積み、独立した経歴の持ち主だ。

仔羊のグリル。赤と緑のクリスマス仕様。仔羊の赤は韓国産唐辛子などで作る香味パン粉。トマト、チョリソー(!)も香る。緑はアボカド。ハラペーニョのピュレで適度な刺激、パクチーで清涼感を加味

カボチャを使った、秋の一品。料理はすべて、ディナーコース¥13,500より

そして、デザートタイムで興奮は最高潮に達する。テーブルを覆い尽くすほどの全11品のデザートプレートが登場すると、その予想外の大きさに、女性は歓喜するだろう。

カードには、ヘーゼルナッツ、インカ豆、エルダーフラワーなど、メインとなる食材が書かれている。シェフの大槻卓伺氏曰く「ケーキ屋さんで大人買い」。

11品がテーブルを占拠する、圧巻のデザート。野心作も数多い

シェフが大学時代にパリで閃いたというバラのブランマンジェをはじめ、食後感を軽く仕上げているため、ほとんどの女性が食べ切ってしまうとか。

夢のようなデザートに焦がれる彼女を見て、今夜も港区の成功者たちは満足げである。

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