恵比寿の奇跡!そこだけぽっかり大人の空間になるシックで美味しいフレンチの名店!

「焼き栗とピスタチオの冷たいスープ 地鶏胸肉のガランティーヌ添え」。しっとりとした地鶏胸肉のガランティーヌは、成形した後、一晩寝かせ3時間ほどかけてじっくりと低温で火を入れ完成する手間暇かかった一品

食材の美味しさが際立つ
一皿に丁寧な仕事を感じて

まずは前菜。この日は「焼き栗とピスタチオの冷たいスープ 地鶏胸肉のガランティーヌ添え」だ。

「焼き栗のスープ」は、通常温製スープで出されることが多いが、同店では、より栗の味が引き出される冷製で提供。栗、豆乳、ミルクのみで作られたスープは、シンプルでありながら栗やナッツのフレーバーがグッと引き立ち、優しく体に染みていく。

最初は、スープと栗を楽しみ、その後ピスタチオソースや地鶏の胸肉、竹炭のガレットなどを合わせて召し上がれ。口に運ぶ度に、新たな美味しさと出会っていけるだろう。

ジンジャービールの泡から、紫芋のパウダー、紫芋と安納芋で作られたミニチュア焼き芋まで、食べきった後、一皿だったとは思えないほどの満足感を得られる「新さんまの燻し焼き 新さんまの腸ごしソースと焼き野菜のバーニャカウダー添え」

続いては前菜の「新さんまの燻し焼き 新さんまの腸ごしソースと焼き野菜のバーニャカウダー添え」。この美しい一皿、見た目だけでも楽しめるが、味わっていくと新さんまの持つ、旨みと苦みのポテンシャルを活かしきった廣瀬氏の芸の細かさに驚かされる。

身は燻して香りと旨みを引き立て、ワタはバーニャカウダーソースに。そして秋の野菜の甘みもプラス。

廣瀬氏は、付きだしのアミューズから始まるフランス料理のコースは、アミューズメントであるべきとなるべくどの料理にも楽しさを大切にしているのだ。

「子羊赤身ロースのロティ 炭焼き茄子のピューレ添え」。添えられた炭焼き茄子のピューレは、炭ごと裏ごしされており、合わせて食べると一気に炭焼きの味わいに変化する

お待ちかねのメインはこの時期のスペシャリテ「子羊赤身ロースのロティ 炭焼き茄子のピューレ添え」が登場。

良質な子羊の脂身を丁寧に外し、赤身の味わいを楽しめる一皿。じっくりと優しく焼き上げた後、ローズマリーとほうれん草の粉末を纏わせた子羊は、噛むほどに旨みと香りが広がっていく。

炭焼き茄子のピューレだけでなく、わさびベースなど3種類のソースでの変化を楽しめるのも嬉しい。

「山梨ワイナリーからの巨峰のソルベ ブドウのジュレ ぶどうのムース・オ・ショコラ添え」

ラストを飾るのはアセットデセール。今回は「山梨ワイナリーからの巨峰のソルベ ブドウのジュレ ぶどうのムース・オ・ショコラ添え」をご用意いただいた。

本来はワインにできるほど良質なブドウを使用しており、葡萄ってこんなに美味しかったのかと改めて気がつかせてくれる。

彩りの美しさもさることながら、カカオを強めに効かせたソースや、ベルガモットを効かせたクリームなど、ひと口毎に表情を変えていく楽しさが堪らない。

クラシックなフレンチでありながらも、決して固定概念にとらわれることなく、食材のもつ可能性を最大限に引き出す『月夕堂』。

お客様の味覚だけでなく、メンタルにまで寄り添う品揃えも魅力。1年で一番光り輝く秋の満月を指す「月夕」を冠した店名の通り、食欲増す秋にこそ訪れたい名店である。

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