夜更けの赤坂で、男はいつも考える。 大切なものができると、なぜこんなに怖くなるのだろう。 僕はいつも同じところで立ち止り、苦しみ、前を向こうとして、またつまずく。 赤坂で、男はある女と出会う。彼女の名前はハナ。ひと回りも年下の女だった。 夜が更けていくたびにどんどん深くなる男の心の闇に、ハナは一寸の光となるのか…?
【赤坂の夜は更けて】の記事一覧