フリーランス女の収支 Vol.2

フリーランス女の収支:元美容部員が掴んだ、貯蓄ゼロから“人気料理家”への道

PR会社・料理教室アシスタント:年収240万(26~28歳前半)


とりあえず辞めたものの、何もアテがなかったはるかさんは、一旦埼玉の実家に戻り自分自身を見つめなおす時間を作った。

まっさらな状況で、自分が本当にしたいことは何かをゼロから考え抜いた。

ちょうどその時、かねてから好きだった有名な料理研究家が、ブログでアシスタントを募集しているのを発見する。もともと料理が好きだったはるかさんは、軽い気持ちで応募した。

アシスタント費は、1回1万円の週4回。はるかさんはここで、大事なことに気がついた。

「その時に気がついたのが、“私は料理を一生の仕事にしたい”ということなんです。」

はるかさんが求めていたのは、高給でもなければ大手企業というブランドでもなかった。

自分が本当に好きなことをして生きたいー。

そんな思いだった。そしてアシスタント業に勤しむ傍ら、埼玉の実家ではお母様の手伝いをしながら料理を作り、そのレシピをこまめに某料理サイトに掲載し続けた。

(*ちなみに、現在レシピ開発に携わっているのはこのサイトである。)

そうしている内にレシピ数も溜まり、徐々にはるかさんのレシピにファンが付き始めた。

また、有名な女性向けWeb媒体に直にメールを送り、レシピコラム執筆を持ちかける。

「アシスタント応募はもちろん、コラム掲載も自分からメールしました。自分から動いた人にしか、チャンスはやって来ないから。」

そして時期を同じくして、イベント関連会社でもアシスタント業務を開始。

「友人が働いていたイベント関連会社で、その友人が妊娠を機に辞めることになって。代わりに働ける人を探していたんです。タイミングも良かったので、月給15万でその仕事を開始しました。」

この時、コラム執筆は実質ノーギャラ。アシスタントの給料も、決して良いとは言えないものだった。それでも、彼女は丁寧に仕事をする姿勢を貫いた。


料理研究家:年収700万(28歳後半〜現在)


コツコツ続けていたレシピ投稿は次第に噂になり、Instagramの効果も手伝って、はるかさんの名前は広がり始めた。

そんな時、アシスタントとして勤務していたイベント関連会社で急遽ケータリングが必要となり、はるかさんは自ら名乗りでる。

「ケータリングの経験なんて、何もなかった。でも、チャンスが巡ってきたと実感したんです。」

この時のケータリングフィーは5万円。ギャラは全て材料費に消えた。

「でも、それで良かった。お金では買えない経験をさせて貰えたから。」

そして実際にこのケータリングがSNS、特にInstagramで話題になり、彼女のファンは更に急増することになる。

「Instagramを見ている方から、“料理を習いたい”というコメントを多くいただいて。だったら、自分で料理教室をしよう、と思いました。」

Instagramのファンのコメントに背中を押される形で、念願だったお料理教室を友人と開催。こちらは連日大盛況である。

料理教室は、“インスタ映えする”と巷で話題になり、最近では大手調味料メーカーとのコラボ企画やCM撮影など、その活躍の場は広がるばかり。

「全ては、人のご縁と運。毎日、感謝の気持ちしかありません。」

今ではすっかり有名になったはるかさん。

しかし彼女の真面目で謙虚な姿勢は全く変わらない。

その姿がまた、クライアントの、ファンの心を掴み、更に彼女を輝かせている。


▶NEXT:5月23日 火曜更新予定
気になるインスタグラマーのマネー事情!1投稿は一体いくらなのか?!


【これまでのフリーランス女の収支】
Vol.1:年収1,300万。2度の転職を経て独立した女の、華麗な年収遍歴

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