最強のチーズリゾットが450円!? 連日大人気の新宿一コスパな老舗イタリアンはココだ!

飲食店の入れ替わりが激しい新宿エリアにおいて、実に23年もの間、トップレベルの人気を誇るイタリアンがある。その店こそ、『プレゴプレゴ』。長く続くということは、つまり味がよいことに他ならない。

しかもこちらを訪れた人々が口を揃えるのが、その圧倒的なコストパフォーマンス! たとえば、巨大なチーズの塊を器にして作る本格派リゾットが、なんと1人前450円という驚愕のサービス価格で楽しめる。人気の秘訣を紐解いていこう。

場所は、少々雑多な東口エリアの雑居ビル4階。駅からは徒歩でたったの3分だ。エレベーターを降り、ドアを開けると、いい感じの賑わいがお出迎え。多少古さはあっても、それが逆に味となって魅力を増しているのがすぐ分かる。名店の条件を、既にひとつクリア。

メニューを開くと、これこれ! 件のリゾットしかり、メインの肉料理さえもが1000円台。軽いアンティパストにいたっては、なんと250円からというリーズナブルさだ。オーソドックスなトラットリアメニューから、旬の食材をさまざまな技法を駆使して楽しませるチャレンジングな日替わりメニューまで、かなりのバリエーション。毎日手打ちパスタだって用意されている。

スペシャルチーズリゾット1人前¥486 。グラーノ・パダーノが塊で登場し、目の前で仕上げるプレゼンテーションも最高。2人前から注文可

「やっぱり、安くないと通ってもらないでしょう(笑)。最近までは、パスタも全品1000円以下だったんです。原価が上がっちゃって、仕方なく価格改定したんですけど…」と話すのは、店長の石黒諭氏。

「通ってもらえる価格で提供しているのは、うちの料理が“毎日食べられるイタリアン”だから。納豆や煮魚みたいに、毎日食べても飽きず、おいしいと思えるものを出したい。凝った料理を頼んで、『なんだか分からなかったけど、おいしい気がした』っていうのは、目指す料理じゃないなって」。

チーズのリゾットはかれこれ20年以上提供し続けている定番。チーズを楽しむ料理だからと、材料はブロードで炊いた米と塩のみで、こしょうさえ使わないのがこだわりだ。「でも、季節によって味は調整しています。

みる人がみたら時代遅れと感じるメニューもあると思いますが、それも年月とともに少しずつ変えている。メジャーリーグにはいけないけど、トリプルマイナーくらいで勝ち続ける、みたいな店が理想ですね(笑)」。

うさぎのリエットがごろごろ入った「うさぎのトリテッリ」1100円。バターソースを堪能するうち白ワインが進みまくっている、危険なひと皿。

ふっくらした穴子と軽く焼いた香ばしいナスとのコンビネーションを味わう「穴子とナスのプレッセ」1000円。隠し味は昆布出汁というのが心憎い。


安くおいしく、気取らない。いいところばかりのこの店、ちょっと難点なのが、人気店とならない理由がみつからないこと。つまり、いつ行っても混んでいるのだ。予約の電話がひっきりなし、大抵1週間前には満席となるという。

しかし、カウンター席は当日の飛び込み客のために空けておいてくれるというのも、この店の懐の広さ。さらに、平日は夜12時まで営業、金曜・土曜・祝前日のラストオーダーは午前3時! 定休日もなしという潔さだ。 新宿イタリアンの元祖は、今日も深夜まで大賑わい。知る人ぞ知る、街のパワースポットなのだ。

同店イチオシの「ミニ モエ」は、モエ・エ・シャンドンがもっと気軽にシャンパンを楽しんでほしいという想いで、同メゾンを代表し世界中で愛飲される「モエ アンペリアル」を200mlのミニボトルに封入

「モエ アンペリアル」は食前から食後まで楽しめるバランスの良さが特徴。フルーティでまろやか。1本(200ml)¥2,700

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