2017.04.01
東京の“今”を切り取る感度のいい人は、高級店の逸品はもちろん、大衆店のグルメも熟知している。その感覚はプロダクトもしかり。そこで、トレンドを牽引する一生モノの高級モデルと費用対効果抜群のモデルを一本ずつご紹介。
今回は大人の腕元に相応しいブルーウォッチを厳選紹介。高級感と爽やかさを併せ持つブルーを是非腕元に!
美しいブルーダイヤルの向こう側に秘められたストーリーが見える
ここ4、5年で顕著なのが、ブルーダイヤルの大流行である。従来、ダイヤルカラーの相場といえば、基本的には白ないしは黒。そこにグレー、ブラウン、ときに装飾的なマザー・オブ・パールなどが見られる程度。
それが昨今じわじわとブルーダイヤルが勢力を伸ばしている。新鮮さをもって迎えられ、今やどのメーカーも新作にブルーを展開している。おそらく理由という理由は見つからないのが正直なところだろう。とにかく、球数も多く、実際のところ売れている。
こうした流行は、高級時計に始まり、カジュアルウォッチに流れ込む。そもそもファッション性の高い存在だから、色使いは多岐にわたっている。そんなカジュアルウォッチ界にもこの波はやってきた。その一例がトリワだ。
グッドデザインに定評あるスウェーデン発のブランドで、新作「ファルケン ロック」では、ブルーダイヤルをプレートのゴールドケースでフレーミング。ロック=湖を表すその名のとおり、北欧の湖とそこに映り込む水面の太陽光を表現し、幻想的世界を描いた。
高級時計においては、名門中の名門パテック フィリップこそ語りたい一本。ブルーダイヤルをいくつかラインナップする。この孤高の存在にいたっては、流行に乗ったわけではなく、歴史あるアーカイブから再び現れたに過ぎないのだろう。が、奇しくも流行と時期を同じくしているところは注目に値する。
「ゴンドーロ」のそれは、ブルー・ソレイユ仕上げ。中心から放射状の筋目により、受け止める光の角度によって輝きが異なる。これは、極めて高度な職人の技術が蓄積されたノウハウの賜物。工房内の温度や湿度、季節などによる微調整により、安定の品質を保っている。それが、アール・デコのWGケースに収まればご覧の気品となる。
結果、ブルーダイヤルのメリットは、カジュアルにおいてはジーンズなどに、ビジネスにおいては紺ブレザーやネイビースーツなどにも合わせやすい。今や計時機能以上に〝着ける楽しみ〞が、腕時計のレゾンデートルとして求められていることの証左。ブルーを楽しむいい時期なのだ。
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