2016.10.11
料理と時計、一見異なる両者だが、俯瞰すればどこかが似ている。互いの魅力から見える意外な共通項とは?
今回は人気ピザショップ『ダ ジョルジョ』の世界一のマルゲリータと高級時計ブランドが提案するラグジュアリーなスポーツウォッチと比較検証!
シンプルに見えて一筋縄にいかない繊細な作り込み
昨今耳目に触れることの多いラグジュアリースポーツウォッチ。明確な定義はないが、あえて言えばドレスウォッチの高級感とスポーツウォッチの実用性を兼備した時計のこと。元祖とされるオーデマ ピゲのロイヤル オークを見れば、防水性を確保すべく仕立てられたビス止めの八角形ベゼルに薄型ケースは、大いに説得力を持つ。
今年登場したピアジェ ポロSに目を移せば、ラウンドとクッションを組み合わせた個性的なベゼルに9.4ミリの薄型ケース、そして高性能の自社製ムーブメントを搭載し、実用性とドレス感を両得。ラグジュアリースポーツウォッチの系譜を継ぐものだ。
カジュアルでシンプルな見た目に備わる高級感。突出したスペックを持つわけではないが、作り、ムーブメント、性能のすべてにおいて高次元のクオリティを持つラグジュアリースポーツウォッチ。その特徴はまさにピッツァ マルゲリータに重なる。
ナポリ流のそれは「石窯の温度管理、小麦粉の質とブレンドのバランス、トマトの風味、バジルの香り、チーズの食感、そのすべてが高次元で均衡を保ってこそ」と湯島『ダ・ジョルジョ』のピッツァ職人、徳山志英さんは語る。
時計なら突出したスペック、ピッツァなら風変わりな材料、そうした飛び道具に頼ることなく我が道を行く。ひたすらクオリティの高さを提供する孤高の存在感。どちらもツウが好むあたり、非常に合点が行くのだ。
“世界一”のマルゲリータを湯島から『ダ ジョルジョ』
ナポリでの長年の修行を経たピッツァ職人、徳山志英さんが腕をふるう。2015年ナポリピッツァ職人協会世界選手権日本大会で優勝した実力者だ。
マルゲリータ専用の小麦粉2種類をその日の気温や湿度によってブレンドし、南伊産トマトや水牛モッツァレラを使用。ナポリの職人を日本に呼んで作った石窯で焼き上げる。写真はマルゲリータD.O.C ¥1,800~。
PIAGET
薄型時計に定評のあるピアジェが満を持してリリースした最新作は、ラグジュアリースポーツタイプ。既存の「ポロ」コレクションにラインアップされるという形だが、まったくのブランニューデザイン。ラウンド×クッションの個性あるケースと端正なギョーシェ彫りが施されたダイヤルが唯一無二の存在感を放つ。クロノグラフのほか3針も用意。
SSケース、径42mm、自動巻き、SSブレスレット。¥1,700,000。(ピアジェ コンタクトセンター TEL:0120-73-1874)
この記事で紹介したお店
ダ ジョルジョ
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