突然ですが皆さんは10年前、自分が何をしていたか思い出せますか?ぼんやりとは思い出せるかもしれませんが、ほとんどの方は思い出せないのではないでしょうか?忘れていた記憶を思い出してみると、「こんなこともあったなぁ」と懐かしんだり、今の自分に気付かせてくれるものもありますよね。
実は東カレも今年で15年目。そこでこの連載では、10年前の東カレの特集を見ていきながら、皆さんにもご自身の10年前を振り返ってみていただきたいと思います。今回は、伊東美咲さんに表紙を飾っていただいた10年前の2006年、1月号(2005年11月発売)へタイムスリップ!当時東京を賑わせたのは一体何だ!?
あのラグジュアリーホテルが東京に進出!
2005年12月2日、日本橋に『マンダリン オリエンタル 東京』がオープン。スタイリッシュな中にも日本の伝統と気品が香る、最高級のホテルの誕生に世界中が注目した。
このラグジュアリーな5つ星ホテルには、和洋中あらゆる分野の一流レストランのみが集結。味はもちろん、遮るものの一切ない、圧倒的な眺望の中、東京スカイツリーの明滅が幻想的に映る。
せっかくなので、レストランからの絶景席をご紹介しよう。まず、37F『シグネチャー』、銀線細工のランプシェードやベルベット張りの長椅子などゴージャスな調度のセミプライベートダイニングルームは、東京湾と都心の2方向の眺望が楽しめる特等席。
同じく37F『広東料理 センス』、窓際の席からは、メトロポリスの地平線を背景にしてそびえる東京スカイツリーが一望でき、運が良ければ東京ディズニーランドの花火も眺められ、ドラマチック。
38F、『鮨そら』は窓一面で望むことのできる夜景のほか、カウンターのみわずか8席という空間性も魅力。盆栽や蹲つくばい、畳紙、江戸手ぬぐいの指拭きなど、和の意匠が巧みに配されており、外国人観光客に好評だ。
と、ここまで『マンダリン オリエンタル 東京』にある絶景レストランを紹介してきたが、いやちょっと待てよ。2005年末時点では、東京スカイツリーはまだ出来ていないのは周知の通り、そればかりか建設地も決定していなかったのだ。「墨田・台東エリア」が第一候補に挙がっていたとはいえ、ここまでの絶景を見通していた先見の明はお見事!
あの世界的有名デザイナーの新作はホテルだった!16階には新潮流のレストランも!
2005年11月15日、銀座八丁目に『三井ガーデンホテル銀座』がオープンした。
注目は、高級家具「カッシーナ」などを手がけるイタリア人デザイナー、ピエロ・リッソーニを起用した点。「サイレントクオリティ~大人のためのプライベート空間~」というコンセプトのもと、アースカラーを中心としたスタイリッシュで落ち着きのある空間は、五感全体で寛ぎを楽しめる作りに。
この16階には、同じくリッソーニがプロデュースしたイタリアンレストラン『sky』がオープン。銀座の街を見渡せるパノラマと、オーガニックでヘルシーなイタリアンを目指した当時新潮流のレストランであった。
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