逆輸入俳優ディーン・フジオカのカッコよさの秘密はその食生活にあった!


ジャカルタへ里帰り時、必食はバクテー!


妻子の住むジャカルタに里帰りする時は「スカルノ・ハッタ国際空港に着いたら、帰宅する前にバクテーのお店に必ず寄ります。バクテーのスープで身体を温め、野菜や肉を食べてリフレッシュします」

本来バクテーは、マレーシア、シンガポールのソウルフード。「肉骨茶」と表記され、豚の塊肉や内臓などを中国醤油とスパイス類で飴色になるまで煮込んだ料理。

シンガポールの名店『ソンファ・バクテー』

コショウ、ニンニク、クローブ、シナモンなど多くのスパイスと野菜類も投入され、ご飯にかけて食べることもある。やはり、ディーンさんの食生活には肉とスパイス、ハーブが必須アイテムだ。アジアの料理は、スパイシーな香りや多彩な味付けが魅力だという。家族との外食では、子連れでもOKなお店を選ぶのだという。

「子どもが小さいので、ショッピングモールにある、広いシンガポールレストランに行くことが多いですね。シンガポール料理も、スパイスをふんだんに使いますし、栄養バランスもよく、ヘルシーです。フィッシュヘッドカレーが大好きなので、いつも注文します。シンガポールに行った時にはリトルインディアで必ず食べる料理です」。

シンガポール名物、白身魚の頭を丸ごと使った、野菜、スパイスたっぷりのカレーは、頭の身をほぐしながら、ライスといっしょに食べる。ディーンさんの食生活のキーワード、「スパイシー」「野菜たっぷり」にかなったひと皿だ。

ディーンさんの食へのこだわり、俳優、ミュージシャンとしてのぶれのない世界観。話が上手で、相手をあきさせない魅力がある。広東語、北京語、英語、インドネシア語、そして日本語を自由に操るマルチリンガルの俳優として、グローバルに活躍するディーンさんのしなやかな感性を感じた。

■プロフィール
ディーン・フジオカ 1980年福島県生まれ。高校卒業後アメリカ、シアトルの大学へ留学。大学卒業後アジア放浪を経て、香港へ渡りモデルとして活躍。映画「八月の物語」の主演に抜擢され俳優デビューを果たす。その後台湾に拠点を移しドラマ、映画、TVCF 等に出演するなど中華圏エンターテイメントの新星として旋風を起こす。自ら作詞・作曲・プロデュースを手がける音楽制作をインドネシアで行うなど、アジアの縦軸を中心に語学力と多方面の才能を活かしボーダレスに活動中。

Photograph Maciej Kucia (AVGVST)
Styling Tsuyoshi Takahashi (Decoration) Hair & Make-up Toshihiko Shingu
Text Yukiko Nakada

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