2016.04.10
江戸の昔、美食家が好んで食べていた「白目米(しろめまい)」という絶品お米があったことはご存じだろうか?あまりに高価なため消費が激減し、ついに“幻の米”となってしまう…。
“最も美味な米”と呼ばれたこの白目米を、1998年に新宿中村屋が復活させる。その後、期間限定で看板メニューである「純印度カリー」のライスとして提供されていた。
そして4/1(金)からは、新宿中村屋ビル内のレストラン『Granna(グランナ)』において、カリーのライスが白目米で通年提供されることになった!
インドカリーとの相性抜群な「白目米」のメニューが復活
1927年にレストランを開設し、日本で初めて本場のインドカリーを提供してきた中村屋。発売当初より素材にこだわり、戦前には、最もインドカリーのソースに合う日本の米として「白目米」が選ばれていた。
1998年に中村屋がその「白目米」を復活させて以来、毎年期間限定で白目米を使用した「純印度式カリー」を提供してきた。この度『レストラン Granna』では、いつでも「白目米」を絶品カリーと一緒に食べることができるようになったのだ!
これを機に、幻であった最も美味な米を堪能してみてはいかが?きっとやみつきになって、何度も通いたくなってしまうはずだ。
「白目米」とは、美食家が好んだ最も美味な江戸時代の最高級米
白目米は江戸時代、武州幸手(現在の埼玉県幸手市)の白目米として美食家や徳川家などが好んで食べたという最高級米であった。だが、高価な白目米は明治維新以降、消費が激減。ごく一部の農家でしか栽培されていない“幻の米”となってしまう。
中村屋が1927年に「純印度式カリー」を発売した当初は、インディカ米を使用していたが、日本人の口に合わなかった。そこで、白目米に目をつける!農家に栽培をお願いし、カリーのライスに採用したのだ。
しかし、白目米は稲穂の背丈が高く倒伏しやすく、収穫量も少なかったため、第二次世界大戦の米穀統制で栽培が禁止に。再び“幻の米”となってしまった…。
「幻の米」が復活! 純印度式カリーと白目米の繋がり
1996年、純印度式カリー発売70周年の記念事業の一つとして、新宿中村屋が白目米の復活を決めた。保管されていた種籾から収穫。1998年には一定量収穫が出来るようになり、期間限定での提供が開始されている。その2年後、白目米の復活は、農林水産大臣賞を受賞した。
現在、白目米は石川県白山市の、土作りからこだわっている契約農家で栽培。毎年、春の田植えの時期と秋の収穫時には中村屋のシェフが栽培地を訪れ、育成や収穫の状況などを視察している。「最も美味な米」が復活したのは新宿中村屋の活動があったからなのだ。
白目米が通年提供されることになったメニューがこちら!

純印度式カリー ¥1,728
鶏肉、玉ねぎ、自家製ヨーグルトなど厳選した素材と、20数種のスパイスを使用した中村屋伝統のインドカリー。

【数量限定】軍鶏のコールマンカリー ¥2,808
肉質のしっかりとした旨みのある軍鶏と、自家製ヨーグルトやトマト・ホールスパイスでまろやかな辛さのソース。

野菜カリー ¥1,728
ヨーグルト以外の動物性の素材を使っていない、9種類の季節の野菜のうまみと酸味のあるソース。

【新商品】シーフードカリー ¥2,808
当社独自のスパイス使いで、香りと辛さ、ココナッツ風味が新鮮な、魚介と野菜を引きたてるソース。
中村屋の伝統と革新『Granna』
フレンチ・中国・インド・ロシア料理がベースの、ジャンルにとらわれない事が特徴的な『Granna』。看板メニューは、新宿中村屋の開設と同時に発売された「純印度式カリー」だ。その他、肉料理から魚介まで様々で、ちょっとひねった料理も登場する。
そして日本のワインに注目し、北海道から九州まで、約40種類の国産ワインが常時揃う。都内屈指の品揃えを誇る日本ワイナリーのワインから、自分好みを見つけ出そう。今回の白目米も、ここ新宿中村屋でしか味わえない逸品だ。そんなプレミアムで贅沢な体験をしに、ぜひ立ち寄ってみるべし!
■店舗概要
店舗名:レストラン Granna(グランナ)
所在地:新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル 8F
TEL:03-3352-6167 ※電話予約可
営業時間:
・平日
ランチ 11:00~16:00(L.O.15:00)
ディナー 17:00~23:00(L.O.21:30)
・土曜 11:00~23:00(L.O.21:30)
・日曜祝日 11:00~22:00(L.O.20:30)
定休日:毎年1/1
URL:https://www.nakamuraya.co.jp/granna/
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