タワマンラバー Vol.2

年収数億円! 六本木のタワマンを愛する敏腕コンサルタントのコンプリート欲求とは?

都内のミシュラン掲載店は全て制覇


「東京版のミシュランガイドに載っている店は全て行きました」

何事においても“経験のコンプリート”を目指すDさんは、食に関する追求も忘れない。

「単にガイドブックに載っている店に行ければそれで良いわけではなくて、美味しい物を食べるという経験を取りこぼすのが嫌なんですよね。友達から美味しいって評判を聞いた店には必ず行きます。なので、高級店なら良いわけではなく、ラーメンやうどん、焼き鳥なども美味しい物なら何でも試したいです。同じように、時計や車も、結局は、良いと言われているものを一度は試してみたいという経験欲が購入のきっかけですね」

そんな彼が、東京に出てきて最初に一番強い感銘を受けた店は、恵比寿の『ジョエル・ロブション』。当時はフレンチなんてまともに行ったことがなく、前菜のウニのジュレが美味しすぎて、もっと追究してみようとパリの本店にまで食べに行ったそうだ。


今の一番の好みは、青山の『NARISAWA』。見た目の美しさが素晴らしいという。

「例えば、植物がテーマだったら、料理が盆栽に似せたユニークな盛り付けで出てきて、さらに味も素晴らしいんです。ただ僕は、素人的に美味しい物を食べているだけで、料理のうんちくは聞いても全く覚えていません」

そんなDさんは、毎日外食かと思えば自炊もしている。

部屋で頻繁にパーティを催す彼は、友人に手料理を振る舞うなど、他人をもてなすのが好きだ。自分はあまりお酒を飲まないにもかかわらず、ワインセラーに各種のワインを揃えている。例えば、2006年の『PETRUS』は約15万円もする愛好家垂涎のヴィンテージワインだ。


「人をもてなすのが好きなんです。元々、六本木に住むようになったきっかけは友達が集まりやすいからですし、部屋のインテリアも来客がいかに利用しやすいかを意識しています。社会人サークルのメンバーをよく自宅に招いています」

活動は月イチくらいだが、仲間内でサークルを作って、サイクリング、ラフティング、ハイキングなどのアウトドア活動をしている。Dさんの呼び掛けで、先週は都内の桜の名所である新宿御苑、千鳥ヶ淵、毛利庭園などを計16キロ歩いて回る花見ツアーをしたという。どこをとっても型破りで、驚きの行動力を持つDさんだが、帰り際の一言に彼の違う一面が見えた気がした。

「去年、学生時代に拾ってから10年以上も一緒に暮らしていた猫が亡くなったんです。改めて、自分以外に大切にするものの存在って大きなと思いました」

登山のような刺激的な経験を常に求めながらも、どこかで「家族の温もり」を求めている。

「なかなか僕みたいなのと長く付き合ってくれる女性がいないんですよ(笑)」

マンションも2、3年ごとに住み替えることを決めているという行動派の彼が、次に住むマンションとしてどこを選ぶのか。あらゆることでスケールの大きな価値観を持つDさんの未来の選択に、興味は尽きない。

【これまでのタワマンラバー】
vol.1:こんなにラグジュアリーで家賃25万円以下!赤坂に住まう、コスパ重視のタワマンラバー

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

この記事へのコメント

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No Name
ミッドタウンですかね、素敵な場所ですよね。
2018/08/02 23:181

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