コリドー街の裏が熱い Vol.2

銀座コリドーだけどしっぽりならここに流れろ!大人を包み込む路地裏の名酒場5選

『東急プラザ銀座』のオープンで盛り上がりを見せている、数寄屋橋交差点付近。なかでも、コリドー街はいい意味で銀座らしからぬフランクさがあり、常に多くの人が訪れている。

しかし、そんな謙遜を横目に、今回注目したいのはコリドー街近辺の小道や路地裏、上層階に潜む名店の数々。知っっているだけで胸を張れる、銀座のディープスポットへご案内。

素揚げした桜海老の炊き込みごはん。他に、じゃこ山椒、卵かけごはんから選択できる

蟹、鮑、黒毛和牛etc. ごちそう尽くしの贅沢コース『和食 ひまわり』

ひまわりが描かれた看板を目印に入店。金と銀の折敷が並ぶ席に着くと、カウンター内の厨房から、期待が高まる香りが漂ってくる。

まず供されるのは、インパクト抜群の毛蟹を丸ごと使った前菜。この後も、特別感溢れる食材を惜し気もなく使用した数々が供される。おまかせコースのみ全7皿(¥12,000)。ベテラン職人である吉田直行氏の卓越した技と、女性オーナーの繊細な心遣いが心地いい。

流氷明けの毛蟹を使った逸品。器に見立てた甲羅の底には、蟹味噌がたっぷり

生雲丹を添えた鮑と黒毛和牛のサーロインの焼き物。田舎味噌と野菜で作る自家製味噌が決め手に

内観

カウンター内にある大きなおでん鍋。澄んだ出汁に多彩な種がお行儀よく並ぶ。ひとつ¥300〜400が中心

おでんと開運を目当てに“出世街道”に銀座ツウが集う『ぎんざ 魁』

“大人の止まり木”を絵に描いたような店。ビルの谷間を通り抜ける縁起のいい名の路地から、優しい出汁の香りが漂ってくる。カウンターメインなので、ひとりでふらりと訪れるにも心地いい。

看板メニューの京風おでんは、定番の大根や玉子から豚足や三陸産かきといった珍しい種まで25種類前後。人気を二分するうどん同様、浸み込むような出汁にホッと癒される。夕方から明け方前まで、幅広い時間帯に出迎えてくれる懐の深さもうれしい。

風水の第一人者で、"歩く縁起物" と言われるDr. コパ氏が監修する「金運おいなりさん」1個¥300。評判が評判を呼び、今ではこれを目当てに訪れる客も多い。テイクアウトも可能なので、差し入れや手土産にも最適

内観

注文後に、およそ2kgの塊から丁寧にスプーンで削いで盛り付ける「本まぐろの中おち」¥1,080

御品書きは1000円以下 素材を生かした頷く旨さ『魚河岸 佃喜知』

創業40年、2008年に現在の場所に移転した。71歳になった初代小林次寛氏が引退し、現在は2代目の娘夫婦が切り盛りする。

毎日、経木に手書きされるお品書きは、刺身、焼物、煮物、酢物、揚物など50種類以上。その最初を飾るのが、自慢の「本まぐろの中おち」だ。上質なものを安く提供できるのは、長年の付き合いがあるからこそ。昔からの常連のほか、ここの料理の虜になった女性のひとり客も多い。

甘辛い味付けで、ふっくらと煮込んだ「いわしごぼう煮」¥864。梅干しの酸味がたまらない。アルコールは、ビールのほかに、日本酒や焼酎、ウイスキーをそろえる

内観

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