日本酒音痴で銘柄さっぱりなあなたへ!カテゴリー別日本酒名酒鑑9選

近年、じわじわと高まる日本酒ブーム。そこには、日本酒にハマる女性の存在が大きいようだ。

では、トレンドとはどのようなお酒か?日本酒に精通した作家・増田晶文氏が、一度はお味見いただきたい銘柄をズラリ9本セレクトし、選びやすいよう、3つのカテゴリーに分けてご案内!店で飲みもよし、家で飲むもよし、ぜひご堪能あれ。

―ベストバランスの酒―

大信州

大信州 手いっぱい

長野

IWC(インターナショナルワインチャレンジ)で毎年受賞の蔵が醸す自信作。馥郁たる香りと、甘みを含め五味が調和した味わいにうっとり。豊潤な風味を満喫したら、秀逸なキレが次の一杯を誘う。和洋の料理を選ばぬ高いパフォーマンスは、酒造りの本質を頑なに守る蔵の努力の賜物でもある。

百十郎

百十郎 黒面 純米大吟醸

岐阜

盃からのぼるやや重厚な香りと対照的に、味わいは爽快かつソフト。やさしい風情が勝る。甘みをはじめ五味がバランスよく調和する中、酸の立ち方も好ましく、これと相まってキレは流麗。脇役に回り主役の料理をアシストしてくれる。香りと甘さで気を引くのではなく、バランスの良さで勝負。

貴 純米吟醸 山田錦

山口

ブランド立ち上げから14年、うまい食中酒として進化を続けている。香りは上質ながらやや抑えめ。だが甘と辛、さらに酸のバランスが心憎い。“米の酒”に求められる風味がかたよることなく広がり、最後はあえかな渋みで締め、その後は鋭くキレていく。優しい風情ながら、輪郭のはっきりした酒。

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