
賢く泊まるならこの極上のスタンダードへ! コスパ最高な都内ホテル4選
遠く旅に出るのもいいけれど、都内ホテルの部屋は気軽にたどり着ける静寂のエスケープの場。最近はインバウンドも含め稼働率・価格ともに上がっているけれど、東京に住む我々も、たまには泊まって心底リラックスしたい!
少ない機会だからこそホテル選びは慎重にいきたいところだが、選びの基準はスタンダードルームであっても十分な広さを感じさせ、気の利いたディテールがあること。泊まる側の心情を機敏に察してくれているのはこの部屋だ。
地平線もスカイツリーも独占できる眺望
『マンダリン オリエンタル 東京』
実は『マンダリン オリエンタル 東京』のデザインは一本の大きな樹に例えることができる。1階のベルデスクが「樹根」、エントランスの壁は「樹皮」、客室は「葉」、そして最上階38階のダイニングは木の上の部分の枝や葉の中をイメージしている。
ゲストルームのテキスタイルデザインは“秋の森”がテーマ。落ち葉のような色合いで統一されたクッションやベッドカバー、ランプなどはテキスタイルデザイナーの須藤玲子さんがセレクトした和テイストのものだ。
東側の部屋がスカイツリーに面し、墨田川方面の低い建物のなか突如としてそびえ立つその姿は圧巻。窓が全面裁ち落としなこともあり、空と下町はすぐ隣で、その眺望と“秋の森”が絶妙にマッチしている。
部屋にある双眼鏡でどこまでも続く街を眺めるのも楽しい時間だ。
DATA
部屋名:デラックス プレミア ルーム
価格:¥70,000〜(税サ別)
平米数:50平方メートル
天井高:2.5〜3m
デザイン:LTWデザインワークス
リネン:イタリア製のエジプト綿100%
その他:シャワーは3種、バスタブが深い
ハイテクの裏に、ゲストを想う温かな気持ちあり『ザ・ペニンシュラ東京』
都内ホテルのなかで、もっともテクノロジー面に優れたホテルと言ってよい。
ライト、エアコン、カーテンなどの基本的な客室内の操作はベッドサイドの一台のコントロールパネルによってワンタッチでまかなうことができ、バスルームにも同じくタッチパネルがあり照明は3段階調節が可能。
そしてドレッシングルームには外気温と室温がデジタルで表示され、本当に“これが欲しい、これが知りたい”というゲストのニーズを体現したディテールとなっている。
というのも『ザ・ペニンシュラホテルズ』では、ホテル開業前に必ず実際の客室と同じモックアップルームを造り、本社のエグゼクティブたちが試泊。ゲスト目線のリアルな声こそ、カタチだけに収まらない快適な部屋を作りあげているのだ。
DATA
部屋名:デラックスルーム
価格:¥113,022(税サ込)
平米数:54平方メートル
天井高:2.6m
デザイン:橋本夕紀夫
リネン:フレッテ社のエジプト綿
その他:杉の網代天井が就寝時に安らぎを与える、部屋の戸は栃の木の一枚扉
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