インド料理って全部で何があるの?東京で現地の味を出すインド料理店はここ!

『ヴェジハーブサーガ』の“南インド定食”。しょうが、タマリンド、マスタードなどが溶け合う柔らかな味わいで、ココナッツのカレーも

食いしん坊の菜食インド人へ、医食同源の本格ヴェジ郷土料理を『ヴェジハーブサーガ』

仲御徒町

「料理と恋はあせらずゆっくり! インドの諺です」とはオーナーのジェイン氏。菜食主義のジャイナ教徒として、満足できる店がほしいと自らレストランを開いた。

南インドの郷土料理が中心で、乳製品以外の動物性食品は使わない。「スパイスの新しさで香りが格段に違う」と、20種類以上の新鮮なシードやリーフ、ハーブを調達し、毎週鉄板で大量のガラムマサラを仕込む。

料理は、注文後にしょうがと野菜、スパイスを炒めるところから作り、汁ものも粉物もじっくり火を通すのは譲れない。たっぷり時間を設けて訪れて。

豆と米粉を発酵させたクレープに野菜とチーズを挟んで焼いたヴェジ・サーガ・スペシャル・ドーサ。3種のチャツネとサンバル付

内観

マトンビリヤニ。細身だが絶妙な粘りのあるバスマティ米に羊の肉塊が埋没。自家製ヨーグルトサラダのライタは別注

南インド出身の腕利きシェフが贈るキラ星の味『コチンニヴァース』

西新宿五丁目

裏路地の簡素な佇まいだが、こちらはカレーマニアの中では有名な南インド料理店だ。シェフの出身は南インドの港町コーチ。チェンナイのホテルを経て、日本では勤めたレストランが人気を呼んだ。

「インド料理に出会って体調が改善し、ハマった」というサービスと2人で切り盛りしている。乳製品オフのあっさりした料理が豊富だが、シェフのおすすめはパンチが効いたチェティナード地方のマサラを使ったチキンカレー。

玉ねぎのかき揚げ、セモリナ粉を衣にした海老フライなどはつまみに人気だ。

刻んだホウレン草のペーストと味付けチャナ豆を強火で仕上げたマイルドなカレー、青菜のクートゥ

内観

バター・チキンカレー。なめらかでリッチなカレーに、タンドゥリーチキンの炭の香が際立つ

リッチなムガル帝国の宮廷料理とインド産ワインに舌鼓『シターラ青山』

表参道

現地セレブを魅了する5ツ星ホテル出身シェフが作る、洗練されたインド料理を。厳選した素材をムガル帝国から続く手間暇を惜しまない伝統的な方法で調理する料理は、油、塩、スパイスを多用するインド料理店とは一線を画す。

素材を引き立てるスパイス使いは、来日したインドのVIPをも驚かせるとか。近年世界的な評価が高まっているインド産ワインもラインナップ。微妙な焼き加減で驚くほど香ばしく仕上げたタンドゥリー窯の炭火焼きと、インドワインの出合いを青田買いしたい。

ほうれん草、香草、ミントなどでマリネした鶏もも肉の炭火焼ムルギ・チャンプは日本では珍しい

内観

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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