年末の忙しい時期に!小鍋でサクッと作れる簡単絶品レシピ4選

簡単小鍋レシピ③
「霰(小柱)とセリ」

冬の霰あられに見立ててこの名がある小柱は、バカガイ(青柳)の貝柱のこと。江戸時代、千葉県の青柳が一大産地だったそうで、船橋や木更津、浦安からも入荷されていたとか。これと春の七草の一つセリを鍋に仕立てた一品は、どこか早春を感じさせる風合いも。

【材料】
・小柱…80~100g
・セリ…1束
・かつおだし/醤油/塩…適宜

【レシピ】
①鰹節でとっただしに塩、醤油で調味
 ※吸い物よりやや濃い目が目安
②柱もセリもざっと鍋の中をくぐらす程度に

香り豊かなセリは根っこが美味。捨ててしまわぬよう気をつけましょう。最後は雑炊でしょう。

簡単小鍋レシピ④
「湯豆腐」

かの「豆腐百珍」が刊行されるほど、江戸庶民にとって豆腐はなじみの深い食べ物だったのでしょう。忍藩の下級武士・尾崎隼之助による「石城日記」にも、豆腐料理が毎日のように記載されています。湯豆腐も日々の食卓に上っていたようですね。その尾崎隼之助が食べていたのも、このようなシンプルな1品だったかもしれません。

【材料】
・豆腐…1丁
・おろし生姜…1片分
・刻みネギ/醤油…適宜

【レシピ】
①湯に塩をひとつまみし、豆腐を投入
②お好みでおろし生姜や醤油、刻みネギを

出汁はおろか昆布も使わず、具も潔く豆腐のみ。
1丁丸ごとで仕立てることで旨みを逃さず、外は熱々、中はほんのり温かいという絶妙の温度感も楽しめます。
おいしい豆腐を選ぶこと。これが必須条件ですね。

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