男と女の答えあわせ【Q】 Vol.323

29歳経営者が、3ヶ月で結婚を決意した理由。初デートからケンカまで、彼の心を動かした彼女の態度とは

三浦マキ

Q2:男が結婚を決意した理由は?


交際してからも、私たちは変わらず仲が良かった。

かっこいいし優しい流星が自分の彼氏になったことが嬉しくて、思わず人に自慢したくなる気持ちもあった。

でも、今は流星の仕事が忙しいのも知っている。

だから極力出しゃばらないようにしつつ…会えた時は全力で楽しんだ。

「亜紀ちゃん、来週末は何してる?」
「来週末だと…土曜は空けているよ!日曜は、友達と約束しちゃって」
「そっか。じゃあ土曜は会おうよ」

彼とは週末に会うことが多かったけれど、予定がわからない時は基本的に自由にしていた。

「土曜なんだけど、見たい映画があるから、映画に行ってからのご飯は?この前インスタで見て、気になっていたお店があるの!流星、ベトナム料理って食べられる?」
「パクチー抜きだったら…(笑)」
「そうだ、ごめんパクチー苦手だったね。じゃあもう一個別の気になっているお店へ行こう!そこは絶対、パクチー出てこないから」


デートのテンションが、お互いに似ている点は助かった。行きたい所はサクサク決まるし、家時間と外で遊ぶ時間のバランスが良い。

それは流星も感じてくれていたようで、土曜日のデート中、まったく同じことを言ってきた。

「亜紀ちゃんといると、楽だな〜。やりたいことが似ているというか、変に気を使わなくていいというか…」
「わかる!流星といると楽なんだよね。楽しいし」
「だね」

こうして楽しく過ごしていた私たち。でも交際2ヶ月目に初めてケンカをした。

流星の家に遊びに行くと、玄関先に大量の段ボール箱が届いていた。

「これ、どうしたの?」
「色々と買っちゃって」
「また?流星、何も考えずにポチりすぎだよ」

そう言うと、流星は明らかにムッとした顔になった。

「頑張って働いてるし、これくらい良くない?」
「それはそうだけど…」

たしかに、流星のお金だから、私がとやかく言う筋合いはない。でも、どうも気になったので、私も引き下がらなかった。


「もちろん、流星が頑張って働いているのは知っているけれど、必要ない物が増えていくのは、どうなんだろう。お金は湯水のように湧いてくるものでもないんだし。ちゃんと考えて使ったほうがいいのかなって私は思うよ」
「わかってるよ」

しかし、ここからが私たちの良いところだった。

結局数分後、この話し合いはあっけなく終わり、また全然違う話をし始めて気がつけばすっかり仲直りしていた。

「今日の夜ご飯、何にしようか」
「とりあえず買い物行く?この前払ってくれたから、今日は私が払うよ」
「ありがとう」

こうしてスーパーへ二人で一緒に買い物へ行き、家でのんびり過ごすという、幸せな週末になった。

特別なことは、何もしていない。

普通に楽しく過ごしていただけだった。

しかし、結果として交際してわずか3ヶ月で、急にプロポーズをしてきてくれた流星。家の更新が近かったわけでもないし、特別なイベントも特になかった。

最強ハイスペ男の流星が、どうして結婚を決めてくれたのだろうか?


▶前回:年収1,000万超の28歳男性が恋愛で空回りするワケ。「モテるはず」の過信と落とし穴

▶1話目はこちら:「あなたとだったらいいよ♡」と言っていたのに。彼女が男を拒んだ理由

▶NEXT:8月9日 日曜更新予定
引く手数多のモテ男が結婚を決めた理由は?

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男と女の答えあわせ【Q】

三浦マキ

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—あの時、彼(彼女)は何を思っていたの…?

誰にも聞けなかった謎を、紐解いていこう。

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