Q1:女が結婚前から少し抱いていた、違和感は?
綾とは、友人の紹介で出会った。「可愛い子がいるよ」と紹介されたのが綾で、実際に会うと細くて顔が小さくて、何より可愛くて驚いた。
「初めまして、綾です」
綾は、派手な顔立ちをしていたので、インフルエンサーか何かと身構えたけれど、外資系の保険会社で営業をしていると言っていた。意外にもサバサバとしていて、精神的にも経済的にも自立していた。
何度か食事へ行き、交際を決意した僕は、綾へ告白することにした。
「実はさ。将来、家業を継ぐために横浜へ帰らないといけないかもしれなくて。もしそうなっても、綾は付いて来てくれる?」
すると綾は躊躇うことなく、笑顔で首を縦に振ってくれた。
「もちろん!私は、どこでもついていくよ」
「ありがとう、綾」
こうして、僕たちは晴れて交際することになった。
交際は順調そのものだった。しかし当時、僕は独立したばかりだったので、収入が不安定な時期でもあった。
その点、綾は自分でもしっかり稼いでいたので僕に経済的に依存してこなかったので、何度も助けられた。
「最近、事業の調子が良くて。社員も一気に増えるし、投資してもらえる額もいい感じなんだよね」
「そうなんだ!すごいね」
綾は、何を言っても褒めてくれるので、大きな自信に繋がった。
男は、多少見栄を張った方がいい。特に仕事に関しては、少し大きく言った方が現実になる可能性も高まる。だから目標をあえて口にして、自分にプレッシャーをかけることもあった。
「来年は売り上げが倍になりそうだし…2年後には、年商10億超えはいけると思うんだよね」
「そうなの?すごくない?」
何もかも、綾のサポーティブな体制のお陰だったことは十分理解している。
それに、綾とのデートは楽だった。
例えば、ちょっと頑張って高めのレストランへ行った時のこと。お会計を見ると、4万8千円だった。
払えないわけではない。でも綾も働いているし、稼いでいる。だから毎回、少しだけもらうようにしていた。
なぜなら交際をしている以上、本来はイーブンであるべきだし、“男側が全額支払う”というのは昭和スタイルだ。
「どうしようかな。4万8千円だから…綾、端数分だけもらってもいい?」
「え?」
金額が聞こえなかったのか、一瞬聞き返してきた綾。しかしすぐに、笑顔で応じてくれた。
「もちろん。むしろ、多めに支払ってくれてありがとう」
男性に媚びず、僕をATM扱いしないところが、綾のいいところだと思う。
「綾といると、楽だな。金銭面で、ノーストレスだし」
「前までの子は違ったの?」
「うん。当然のように支払いを僕に回してくる子ばかりだったから。でもさ、それって平等じゃないよね」
「そうだね。でも世の中…いや、港区界隈にはそういう子は多いよね。むしろ、払ってくれる女子の方が少ないんじゃない?」
こういう会話ができる女性は、スマートで魅力的。さらに綾は性格も良いし、なんの悪い点もない。
だから交際1年で、僕は彼女にプロポーズをすることにした。








この記事へのコメント
まぁ目標をデカく設定し自分にプレッシャーかけるのはいいけど、彼女に言う必要は無かった。彼女→妻になったら多少は気になって聞かれるだろう事も想定せず、仕事は順調か聞かれたら口うるさい?会社の経理の人みたいとか…子供かよ。 将来家業を継ぐから横浜に帰る予定だけど実家は相模原。このくだり要らない。
度が過ぎるゆうか....つまらん