A1:将来のことを先延ばしにしたり、色々無責任すぎる。
涼とは、友人の紹介で出会った。32歳の私に対して涼は27歳、5歳も年下の彼に興味はなかった。
でもとても気が合ったし、会っていくうちに強く惹かれていき、気がついたら交際に発展していた。
そして、交際してすぐに、私が涼の家へ転がり込む形で一緒に住むことになった。
ただ、彼が若いからなのか、性格なのか…、涼は飲むとかなり深酒になり連絡が途絶えることが多かった。
お酒の量が多いのは心配だし、24時を過ぎても、何も連絡がないと「どこかで倒れてないかな」とか心配になる。
だから私が「連絡してほしい」と言うのは、当たり前のことだと思っている。ただ、涼も涼で、連絡をしないことを謝らないし反省もしない。
「ねぇ涼。帰りが夜中12時過ぎるときは、連絡してって言ったよね?」
「酔っ払っていたら、連絡なんてできないよ」
「酔う前に、『今日は12時過ぎるかも』とか言えるでしょ?」
「どれだけ盛り上がるかなんて、その時にならないとわかんないじゃん」
「別に、『毎日連絡しろ』とは言ってないでしょ?なんでこんな事すらできないの?」
お互いに、ケンカになったら一歩も引かない。些細なケンカを繰り返しては別れ、仲直りしてまた戻る…ということを、私たちは何度繰り返しただろうか。
結局、どちらかが謝って元さやに戻る。でも、さすがに交際3年目に入る頃にはケンカは減ってきていた。
しかし、私には別の不満が生まれ始めていた。
一応、将来のことを考えてくれてはいる涼だが、その時間軸が私とはだいぶズレている。
「涼、私来年で36歳になるんだけど」
「そっか、もう奈津美も36歳か」
「奈津美って若いよね」
「まぁ…涼が若いからね」
年齢差は、一生縮まらない。それに、私もそれを承知で、こうして涼と交際している。でも女性には女性特有の焦りがある。
「涼は、子どもとか欲しくないの?」
「欲しいよ。でもまだ先かな」
「私の年齢のこと、考えてる?」
今は医学の発達もあり、子どもを産める年齢は高くなってきているのかもしれない。でも「できれば早めに…」と思うのは、私のエゴなのだろうか。
「もちろんだよ。だからあと3年後くらい?」
「それじゃ遅いよ…」
「大丈夫でしょ」
「大丈夫か大丈夫じゃないか、と聞かれると大丈夫かもしれないけど…」
こればかりは、涼に対して私が一方的に圧をかけられる話ではない気がした。
なぜなら、勝手に歳を取っているのは私の方だし、今年で30歳になった涼に、「子作りを急がないと!!」とプレッシャーをかけるのは何か違う。
彼は今からまだまだ未来があるけれど、私はリアルなタイムリミットが迫ってきている。
でも、子作りは二人でするものだ。
しかも私の年齢を振りかざしたり、「もう歳だから」とかを実際に言葉にすると、「おばさんだから」とか「年上って面倒だ」と思われるだろう。
― 大事なことだからちゃんと話し合わないとだけど…。でも、そもそも私って子どもが“絶対に”欲しいのかな?
自分でも、その答えが出ていない。だからこの悩みは、別に涼だけのせいではない。
結局このことに関しては何の答えも出ないまま、刻々と過ぎていく時間に対し、一人で悶々とする日々が続いた。







この記事へのコメント
いやー、そういう問題ではないと思う🤣 親に会わせたとしてもうまくいく保証は無い。 実際結婚が決まった相手(婚約者)でないと家に連れてくるなと言うお宅もあるし。