旅の目的地や宿泊先を決めるのは、季節や流行はもちろんだが、いま自分がどういう日常の中にいるのかも大きなポイントとなる。
例えば、長く一緒に過ごす妻との久しぶりの旅行を計画するなら、好奇心をくすぐる地方の新しい宿で新鮮な気分を味わうのが楽しい。
仕事に多忙なカップルなら、何もせずにただ海を眺められるリゾートに癒やされたくなる。
サクッと行ける都会のオアシスで気が置けない仲間たちと非日常を味わうのだって最高だ。
そこで今回は、異なる生活を送る3組の大人がその宿を選んだ理由、そして宿泊して感じた魅力をご紹介。
本物を知る大人を甘やかす、ご褒美の一泊を体験してみては?
1.大人が行ける温泉宿。ゆっくりと流れる時間がふたりの仲を深める
「飛騨高山温泉 まち宿 壱龍」(岐阜)
リニューアルした創業55年の温泉宿で街の文化と趣を感じる
昨年は子供の私立中学受験に加え、夫婦で仕事に追われ、秋を感じる余裕もなかった。しかし、いまは親としても少しひと段落して、久々にふたりで旅行する話に。
「飛騨高山は?15年前に行ったきりじゃない」と妻から提案され、結婚前のいい思い出がよみがえった。
そこで、暑さも和らぐ秋口の土日に1泊することを計画。心身を癒やすべく、温泉があることは大前提だ。そして、高山は“町歩きが楽しい”場所であるはずだから、城下町エリアに近い宿が理想。
リサーチの結果、条件を満たすのが「飛騨高山温泉 まち宿 壱龍(いちりゅう)」だった。
“街と調和する体験型の宿泊”という宿のテーマも、40代夫婦の好奇心を刺激した。かくして11月頭の土曜、高山を散策してから早めのチェックイン。
元は1970年開業の老舗で、昨年リニューアルを経て11室の小宿に生まれ変わったらしい。長く続く宿こその安心できるサービスがありながら、新たな客室はゆとりある広さで全室に半露天風呂付きと環境も申し分なし。
面白いのが、食事は宿泊棟を出て小路を渡った別棟「168邸」でいただけることだ。
まさに町と一体感のある宿。飛騨の地酒を飲み比べたら、ほろ酔いで散歩へ。
就寝前には再び温泉に漬かり、町に溶け込むように夫婦水いらずの夜は更けていった。
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※おひとり様につき1枚となります。
※「まち宿 壱龍」公式HPからの予約に限ります。備考欄にその旨をご記載ください。
※2026年3月31日チェックイン分まで
■施設概要
施設名:飛騨高山温泉 まち宿 壱龍
住所:岐阜県高山市花川町2-3
TEL:0577-32-0448
部屋数:11室
料金:1泊1室2名¥63,800~(2食付き、入湯税・宿泊税別途)
URL:https://www.machiyado-ichiryu.com/








