デキる男の+1ルーティン Vol.1

肌老化にはThe Ordinaryのレチノール美容液!3,000円以内で、コスパ良く美肌を目指そう

男性も、メイクやスキンケアをする人が増えてきている昨今。

ただ「興味はあるけれど、メンズ美容って何をすればいいの…?」と思っている男子も多いのでは?

ファンデーションを塗ったり、アイラインを引いてみたりするのは、確かにハードルが高いもの。それなら日常に、簡単に取り入れられるものから始めてみればいい!

本連載ではいつものルーティンに+1するだけで、見た目にグッと自信を持てるようになる“メンズ美容”を紹介していきます。


今回、+1ルーティンを教えてくれるのは…


中山昌大さん(35歳)/美容外科医


杏林大学医学部卒業。在籍時にミスターコンテストでグランプリを獲得。

卒業後は、同大学医学部付属病院にて2年の初期研修を経て、順天堂大学病院総合診療科へ。その後、湘南美容クリニックに入職する。

現在は湘南美容クリニック東京蒲田院の院長として、主に二重整形の施術を担当している。


メイクもスキンケアも、まったくしてこなかった20代前半


今でこそスキンケアルーティンを確立させ、自分に合うアイテムを熟知している中山さんだが、25歳を超えるまでは全く美容に気を使ってこなかったそう。

「正直、学生の頃は自分自身の美容に無頓着で…。ファッションやヘアにはこだわっていましたが、肌荒れに悩むことがそもそもなかったんです。

それにメイクやスキンケアって、ニキビ肌で困っていたり、ビジュアル系の人がやるようなものだと思い込んでいました」


「ですが25歳を超えたあたりから、シミやたるみが気になるようになってきて。さらに仕事を始めてから大人ニキビができ始めて、ニキビ痕も治りにくくなった。

そんなときに美容クリニックにエラのボトックス注射を打ちに行ったのがキッカケで、美容に目覚めました。

そこから美肌成分や化粧水、クリームの成分の勉強をしていくうちにどんどんのめり込むように。結果、美容クリニックでの仕事を始めるに至りました」


「老化してしまった肌を、完全に元に戻すことは不可能」


今回、中山さんが+1ルーティンとして紹介してくれたのは、The Ordinaryの「グラナクティブ・レチノイド5% セラム イン スクワラン」だ。

The Ordinaryのグラナクティブ・レチノイド5% セラム イン スクワラン


〇効果
・小ジワを改善し、肌をイキイキと見せてくれるアイテム
・年を重ねるにつれて出てきてしまうシミを予防する効果や、皮脂の分泌を抑える効果も

〇使用方法
・洗顔後の肌にそのまま塗ってOK
・ただ、これ単体だと乾燥してしまうので、保湿系のクリームもあわせて塗るべし

〇ポイント
・レチノール系のアイテムを使用すると、肌のバリア機能が一時的に下がるため、カサつきや赤みといった副作用が発生することも
・心配な方は濃度2%のものもあるので、そちらから始めるのがオススメ


いつものスキンケアルーティンは、コレ!

左から
サンソリットの①スキンピールバー ティートゥリー
The Ordinaryの②N10+Z1フェイスセラム、③グラナクティブ・レチノイド5% セラム イン スクワラン、④NMF+HAフェイスモイスチャークリーム


Step1
まずはサンソリットの「スキンピールバー ティートゥリー」で洗顔。肌のざらつきを除去するピーリングせっけんだが、その効果は割とマイルド。

細かい泡が作りやすく洗顔もしやすいので、スキンケア初心者さんにもオススメ!泡立てたら肌にのせて、2分ほど置いてから洗い流す。

Step2
洗顔後は、まずThe Ordinaryの「N10+Z1フェイスセラム」から塗布。こちらは皮脂の過剰分泌を抑えて、シミ・ソバカス予防に効果的な美容液。

Step3
続いて、先ほど紹介したレチノイド セラムを肌にのせる。

Step4
最後にThe Ordinaryの「NMF+HAフェイスモイスチャークリーム」で保湿して終わり。ベタつかないけれど、しっかり保湿してくれるそう!


肌荒れ気味のときにプラスするルーティンは、コレ!

左から
YEOUTHの①グリコール酸30%ジェルピール
The Ordinaryの②アゼライン酸 サスペンション 10%
CeraVeの③Skin Renewing Retinol Serum


Step1
肌のザラつきが気になるときは、月2~3回のペースでYEOUTHの「グリコール酸30%ジェルピール」をプラス。

お風呂あがりにコットンで肌に伸ばして、2分ほど放置。その後は水で洗い流して、いつものスキンケアをするだけ!

こちらはクリニックで行うピーリングと、同程度の効果が得られるアイテム。ただ高濃度のため取り扱い注意。使用手順や注意点をよく理解してから、使用してほしい。

Step2
肌荒れしているときは、The Ordinaryの「アゼライン酸 サスペンション 10%」を。余分な皮脂の分泌を抑えて、毛穴のつまりを防いでくれる。

Step3
ニキビ痕を治したいときに使うのが、CeraVeの「Skin Renewing Retinol Serum」。副作用が大きく赤みが出てしまうアイテムだが、塗って皮がむけたあとにツルツルの肌になれる。

中山さんは「ナイアシンアミド(いつものスキンケア②)とレチノイド セラム(同③)を塗った後、気になるところにポイント使いしている」そう。


「まだ美容に目覚めてない男性は、1日でも早く始めてほしい…!」


20代後半から、スキンケアに力を入れ始めた中山さん。時間とお金をかけるだけ肌は応えてくれるようで、さまざまな効果を実感しているという。


「スキンケアを始めてからというもの、大人ニキビができにくくなったのと、肌質もよくなりました。

以前は少しゴワゴワした肌質といいますか、肌にハリがない感じがだったんですが、ツルツルお肌になれたのが嬉しかったです。

また周りの人からも『肌キレイだね』と褒められることが増えて、自信につながりました。

個人的には、美容を突き詰めていくことがすごく楽しかった。どんな成分が肌にいいのかとか、反対にこの成分は併用しちゃいけないんだとか、探究心をくすぐられましたね。

それからマスクを外すのが怖くなくなったり、日常会話で女性と美容談義できるようになったのも嬉しかったポイントです(笑)。

昔は正直『そんなに男性がスキンケアする必要ないんじゃない?』と思っていた時期もあって。でも今、美容外科医をしていて思うのは、性別問わず、とにかく早いうちからスキンケアを始めておくべきだということ。

どんなにお金をかけたとしても、老化した肌を元に戻すことは困難。手遅れな状態になってからでは、どうしようもないです。

若い頃からスキンケアをして、なるべく現状維持を保つことが美肌への最短ルートなので、まだ美容に目覚めていないという男性の皆さんは、1日でも早く始めてほしいです…!」



いかがだっただろうか?

「スキンケア、した方がいいとは分かっているけれど手を出せていない…」という男性の皆さんには、耳の痛い話であったかもしれない。

ただ今すぐ始めれば、未来の自分が必ず感謝してくれるはずだ。

まずは1アイテムからでもいいので、日常のルーティンにスキンケアを取り入れてみてほしい。


▶NEXT:6月13日 木曜更新予定
美容室経営をしているオシャレ男子が、日常に取り入れているスキンケアとは?

撮影/楠本隆貴

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