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「みんなには見透かされているんです」INI・池﨑理人にとって、メンバーの存在とは?

「目標は世界」と語る、池﨑理人の輝きと葛藤


グループで「東京カレンダー」に初登場いただいた際、池﨑さんはこれから始まる“未知なる冒険”について、文字どおりワクワクしていた。

だが2023年を振り返ってもらうと、ひとりの人間として悩むことが多い年だったという。

「お酒はたまに、ハイボールを少し飲む程度」という池﨑さん。撮影時はツアーの真っ只中ゆえ、「ファイナルを迎えて、全員で乾杯する瞬間が待ち遠しい」と話した


「デビューしたての頃は、まだどこか非現実的で、浮かれていたというか、ふわふわしていたんでしょうね。

でもそこから、エンターテイメントの世界に入って、本当にいろんな壁にぶつかったというか。元々自分は我先に、というタイプでないのもあって」

エンターテイメントという、途方もなく広く、深く、そして厳しい世界の洗礼を大いに浴び、自問自答する。彼が“普通の人”だからこそ、その葛藤はごく当たり前の通過儀礼として味わうことになった。

だが、慣れない環境で思い悩んだ時にいつも側に寄り添ってくれたのは、同志でもあるメンバーたちだった。

「僕はメンバーがいないとダメですね。東京にこうして出てきて、遊ぶ友人もほぼいないですから、メンバー一人ひとりが大事な存在なんです。

普通に友達であり、家族みたいでもある。だから、僕自身が抱えていた葛藤もみんなには見透かされているんです。

この間、メンバー同士で寄せ書きをする企画があったんですが、将吾(田島将吾)くんからは、“もっとはっちゃけてもいいんだよ”っていうメッセージをもらいました。

ふざけながらでしたけど、核心ついてるな、って。有り難かったですね」

インタビュー中、池﨑さんの口からメンバーの名前がポンポンと出てくるのは、本当に大事な存在だからなのだろう。