
「ジャージでは歩かれへん」港区経験ゼロの天才ピアニストがワイン片手に語る本音とは
目の前で繰り広げられる純度100%の“おばちゃんトーク”に、思わずシェフの野堀貴則さんも吹き出した。
だが、普段から“あるあるネタ”をYouTubeにアップしているふたりだけあって、その観察眼は鋭い。
ボケをかましながらも、「洗練された感じやけど、そんなに堅苦しくないですし、リラックスできる雰囲気がいいですね」と竹内さんが言えば、「若い人でも入りやすいんじゃないですか」とますみさん。
それはまさに、「20代、30代の人たちが気軽に集える場所を作りたい」と野堀シェフが話す店の核心そのものだ。
だが普段のふたりの外食事情はというと、拠点が大阪のため、東京では駅近くの居酒屋でパッと食べて新幹線に飛び乗るのが常。
泊まりの場合でも、ますみさん曰く「スマホで検索して近くの店で済ますことが多い」という。
東京カレンダーの存在も、竹内さんは「不勉強で申し訳ないんですが、品川駅の本屋で立ち読みしたことがあるくらい」とのこと。
当然、神楽坂は元より、港区、西麻布経験もゼロだ。
ますみ:まだ行ったことないですね。月末にテレビ局の人と食事するんですが、もし連れてってもらえたら、テンション上がると思います。
竹内:ますみちゃん、あのニーハイブーツ、履かなあかんのちゃう?
ますみ:ほんまや。あれは私の“イキリ”アイテムやから。優勝した今のうちに、履き始めな。
竹内:マジで1回も足通してへんかったもんな。けど、劇場に履いていっても、先輩に突っ込まれるだけやで?
ますみ:せやから、東京で履きたいんやんか。うわ、せっかくやったら、今日、神楽坂に履いてきたら良かったな。
竹内:たしかにジャージでは歩かれへんような、おしゃれな街やったもんな。
ますみ:ほんま、上本町(※大阪)の坂とは、全然ちゃうかった…。