天空の水風呂も!ブームを牽引する“サウナ師匠”が推す、ホテルサウナ5選


サウナブームが盛り上がりをみせ、新鋭の施設も増えてきた昨今。

ブームで身近になったのは嬉しいが、人が少ない場所でゆっくりとととのえたいと感じたこともあるのでは?

そこで狙い目なのが、ラグジュアリーホテルのサウナだ。

世界中のサウナを知り尽くす”サウナ師匠”こと秋山大輔さんに、都内のホテルでおすすめの5軒を聞いた。

広くて深い絶景の水風呂と、アロマ感じるサウナに癒される
@「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」

男性用サウナの温度は84℃。仕切り板があるので、他客の存在も気になりにくい


堂々1位に輝いたのは「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」だ。

「都内のラグジュアリーホテルのサウナでは一番おすすめ。

“アロマ水かけボタン”により、湿度も保てるドライサウナ室と、皇居やスカイツリーを見渡す絶景水風呂。

こんなに優雅な気分になれる深くて大きな水風呂はここでしか味わえない。

女性はスチームサウナのみですが、水風呂も完備しています」と秋山さん。

ホテルのスパ&フィットネス会員のほか、宿泊者も2,500円を払うことでサウナを利用できる。


サウナ室内にはロウリュの岩をイメージしたアロマ式の湿度調整器が設置されており、その横に“アロマ水かけボタン”がある。

これを押すとアロマが香る蒸気が出る仕組みだ。

左は20℃の水風呂、右は42℃の浴槽。リラクゼーションスペースはこの場所にはないが、専用チェアが2脚あり、浴槽のへりの幅も広いのでここへ腰かけてととのえることもできる


限られた条件の人しか入れないので混雑とは無縁。

清潔さはもちろん、広さや優雅さはホテルだからこそのレベルである。

ラグジュアリーホテルは高層階に位置することも多く、「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」のように最高の眺望と広くて深い水風呂を備えることも。

良質セッティングの広めのサウナ室に感動する
@「グランド ハイアット 東京」

機械式でサウナストーンに水をかけて高温の蒸気を発生させるオートロウリュを備えるサウナ室。温度は90℃。照明の配置なども洒落ている


秋山さんが「間接照明が用いられたサウナ室としては都内トップクラスの広さです。

上質なサウナをゆっくり体験するならここ一択」と絶賛するサウナ。

オートロウリュ式のサウナストーブを2台採用し、高温で高湿。水風呂は浅めのつくり。男性用はドライサウナのみ。女性用はミストサウナも完備。

ホテルのスパ&フィットネス会員のほか、宿泊者は4,400円を払うことで利用できる。


浅めの水風呂は20℃。

サウナと異なる光度の照明が付き、テンションが変わるのもここならでは。

ラグジュアリースパを感じる世界観がすごい
@「パーク ハイアット 東京」

中央のジャグジーを囲むように3つのサウナ、サイドに大理石の水風呂を設置。高温ドライサウナ90℃、低温ドライサウナ80℃、スチームサウナ50℃、水風呂20℃、ジャグジー40℃


「エントランスからこれぞザ・ラグジュアリー!を感じる空間」と、都内随一の豪華さだと語る秋山さん。

高温・低温・スチームから選べる3つのサウナバリエーションと水風呂の広さも程よいそう。

「プライベート感たっぷりの充実したリラクゼーションラウンジがあるので、そこでととのえては?」。

会員のほか、宿泊者は4,400円を払うことで利用可。現在、期間限定会員も募集中。

リラクゼーションラウンジは高級感あり。絶景も堪能できる


サウナに精通する秋山大輔さんは、こう話す。

「もともとラグジュアリーホテルにサウナは当然あるものでした。「パーク ハイアット 東京」のオープンは27年前ですが、当初から3種のサウナ室に水風呂を備えています。

豪華さは流石バブル後期に設計されたホテル。

ここ20年で多くの外資系ホテルができて基本サウナを備えますが、意外と水風呂がないホテルもあるので事前のチェックは必須。

セルフロウリュができるラグジュアリーホテルはないですが、今回の上位2軒のように代替をもつ施設もあり、人気です。

水風呂は20℃前後と全てぬるめ。ゆるやかにととのう気持ちで行きましょう」

サウナ前後の環境も申し分なく、更衣室やリラクゼーションルームの使い心地は一般的なサウナとはまったくの別もの。

客室にすぐ戻れるメリットもあるが、一度はラグジュアリーなリラクゼーションルームでの時間も満喫しよう。また、贅沢なサ飯(サウナ後の食事)をとれるのもホテルならでは。

ととのったあとのシャンパンもやはり格別なのだ。

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