「自分の武器って何だろう…?」足立梨花を救ったのは、あの国民的ドラマへの出演だった!

女優だけでなく、タレントとしても大活躍中の足立梨花さん。

今やバラエティでの印象も強いが、バラエティ番組へ苦手意識を感じていた時期もあったという。

そんな彼女はなぜ、コント番組への出演、トーク番組のMCなど、積極的にバラエティタレントとしての活動を続けるのか?

彼女の仕事への向き合い方に迫った。



楽しんで仕事を続けたい。だから私は、敢えていろいろな事に挑戦する


深田恭子さん、綾瀬はるかさん、石原さとみさんら錚々たるメンバーを輩出してきた「ホリプロタレントスカウトキャラバン」の第32回に出場し、5万人以上の中からグランプリに輝いた足立梨花さん。活躍の場は、ドラマ、映画、バラエティと多岐にわたっている。

自分が出演する作品の宣伝を兼ねて、俳優がバラエティ番組に登場するのはよくある話だが、足立さんの場合は事情が違う。

彼女は女優業と並行して、コント番組にレギュラー出演したり、トーク番組のMCを務めたりと、バラエティタレントとしても存在感をしっかり示しているのである。

「どっちも楽しいからひとつに絞れないし、今の時代、敢えて絞らなくてもいいように感じています。

やりたいことがあったらとりあえずチャレンジして、失敗したら向いてないって思うだけのこと」足立さんは潔く言い切った。

確かにそうだ。しかし、誰もが同じように思い切れるわけではない。それに、あれもこれもと手を出せば、どれもが中途半端になりかねないのではないか。

そんな感想をぶつけてみると、芸能界にデビューして5年ほど経った20歳過ぎの、ある転機について語ってくれた。

私たちが楽しまないと、きっと観ている人は楽しめないから


「『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)に出演していたとき、同じように隔週レギュラーとして共演していた平 愛梨さんや河北麻友子さんと自分のキャラクターを比較して、自分は面白くない、武器がない、と悩んでいたんです。

そんなとき『あまちゃん』(NHK)のオーディションに受かって出演すると、その後はバラエティに出ても『あまちゃん』の女優ということで、いじってもらえるようになりました。

そして、そのうち自分にとって苦痛だったバラエティを楽しめるようにもなったんです」

二者択一ではなく二足の草鞋を履くことで「普通」からはみだし、レアな存在になる。足立さんが経験したのはそういうことかもしれない。

それはとても〝イマドキ〞だ。というのも、昨今、会社に勤めながらダブルワークやトリプルワークを実践し、自分の価値を高める人が増えている。

ひとつの道をとことん極めるのも素晴らしいが、気持ちの赴くままに自由にトライすることで見える世界や、沸き上がる感情が、その人を豊かにすることもあるだろう。

■プロフィール
足立梨花 1992年、長崎県生まれの三重県育ち。中学3年生で芸能界入り。現在、TOKYO FM新番組『青木源太・足立梨花 Sunday Collection』(日曜7時30分〜)に出演中。

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