第十八夜「格上の女」
その女は、私が勤める空港のラウンジでもひときわ物慣れた様子だった。
「おはようございます。搭乗券とクレジットカードをお預かりいたします」
私はレセプショニストとしてにこやかに両手を差し出しながら、さりげなく女を観察する。
平日の朝の有料ラウンジは、男性ビジネスマンが......
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その女は、私が勤める空港のラウンジでもひときわ物慣れた様子だった。
「おはようございます。搭乗券とクレジットカードをお預かりいたします」
私はレセプショニストとしてにこやかに両手を差し出しながら、さりげなく女を観察する。
平日の朝の有料ラウンジは、男性ビジネスマンが......
男と女の、珠玉のラブストーリー。
秋の夜長、「その先」のことを語りましょうか。
待ち受けるのは、深くて暗い、底なし奈落。
恋をしたら決してこの物語を読むことなかれ、
特に25歳以下は閲覧禁止。
「事実は小説より奇なり」とはよく言ったもの。
この物語の主人公、あなたの知り合いだと気づいても、
どうか、素知らぬフリをして―。
この記事へのコメント
でも何だろう、当てつけ感や怒り狂ってとかもなく、好美にいつかなんていってるとあっという間に歳をとっちゃうとか、就職もせず不倫でダラダラ過ごしてた3年を一喝した所に、お見それいたしました。