「仲は良いのになぜ?」結婚3年目、突然妻から“別居宣言”された男の本音

−この結婚、本当に正解だった?−

かつては見つめ合うことに夢中であった恋人同士が結婚し、夫婦になる。

非日常であったはずのときめきは日常となり、生活の中でみるみる色褪せていってしまう…。

当連載では、結婚3年目の危機にぶち当たった夫婦が男女交互に登場する。

危機を無事に乗り越える夫婦と、終わりを迎えてしまう夫婦。その違いは一体、どこにあるのか−?

今回は転勤先に馴染めず別居を希望する妻・田邊皐月の夫に話を聞いた。


転勤で生活が一変。地方暮らしの葛藤ー夫の言い分ー


夫:田邊亮介(仮名)
年齢:31歳
職業:大手生命保険会社


「それはもう、驚きなんてもんじゃありません。突然頭から冷水を浴びせられたかのような…そのくらい衝撃的で、ショッキングな出来事でした」

高松の中心部、アーケードのそばに佇む古民家風の居酒屋で、田邊亮介はしみじみと語り始めた。

なんと彼はつい先日、結婚3年目になる妻から突如として別居を切り出されたという。

「僕としては身に覚えがないから焦りました。大きな喧嘩をしたわけでもないし…。確かに皐月は最近少しばかり塞ぎ込んでいるようで、僕に『高松の生活にぜんぜん慣れない』などと愚痴っていましたが、地方転勤は結婚前からわかっていた話。

僕が無理強いしたわけでもないんです。ついて行くと言ったのは、皐月からでしたし。それに夫婦仲はむしろ、東京にいた頃よりも良くなっているくらいなんです」

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