「彼の浮気相手は、会社の同僚です」5,000円の占いを信じ、スマホチェックで自滅した25歳OL

「一度会ってちゃんと話がしたい」と伝えたら元彼は応じてくれたという。

そして真相を確かめると、浮気はしていなかったことが発覚。しかし、彼と復縁することはなかったとのこと。

結果的に、どちらの占い師も半分当たっていて、半分当たっていないような結果となった。普通なら、そこで終了となるはずだが、そこから芽衣さんは、“当たる占い師探し”を始めたという。

自分で決断できない女へ


ことあるごとに占い師を訪ね、人生の選択を委ね、その結果を占い師ごとに比べる、ということを繰り返すようになった。そして、どの占い師が一番当たっていたかを検証することが日常となる。

「だいたい、1か月に2~3人の占い師を訪ねて、1人につき1回5千円から3万円ほど支払いますね。トータルすると月に2万~5万ほど、1年で約30万以上を占いに費やしています。趣味みたいなものって考えれば、そんなものじゃないですか?占い師に話を聞いてもらうと精神的に安心するんですよね」

ちょっと気になる人が出来ると、相手の生年月日や生まれた時間まで早い段階で聞きだし、すぐに占い師のもとを訪れて相性をチェックしてもらう。相性が悪いとなると付き合うことはしないという。

そんな芽衣さんは、半年前に新しい彼氏ができたという。同じ会社の同僚とのこと。

「相性がいい、って占い師さんに太鼓判を押されたので付き合うことにしました。今でも、ちょっとでも彼の気持ちが分からない時は、占い師のところに聞きにいくという生活を送っています。だって友達に相談したとしても、相手の気持ちって絶対に分からないですけど、占いの場合、何かしら答えが出てくるから相談のしがいがあるんです」

自分でもはまっているとは分かっているが、不安になるとすぐに行きたくなってしまうという。

「なんだかんだいって、今の彼とは結婚しますよって占い師に言われてるから大丈夫なんです」

あっけらかんと、笑いながらそう語る芽衣さん。

占いから抜け出せないことは気付いているようだが、「一人で決断することができない女」になっていることは気付いているのだろうか。

大事な選択・決断を常に占い師の意見で決めているという事実。これが一番の依存しているポイントなのかもしれない。

人生が狂い始める最初のきっかけは、自分の中にある不安や弱さを解決してくれるようなちょっとした言葉やモノなのかもしれない。そんなことを芽衣さんのインタビューを通じて感じた。


▶Next:8月29日 木曜更新予定
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