「“超”高級車に乗る男は、必ず私の隣にやってくる」27歳・普通の女が、お金持ちを捕獲する方法

「でもその陽菜ちゃんと人形遊びをしている時は、決まって陽菜ちゃんがお姫様。私たちはその取り巻き、時には召使いだったり…。今思うと子供って残酷ですよね。一緒に遊びに行っていた友達は気にしていなかったけれど、私はどうしてもお姫様役をやりたかった。そしたら陽菜ちゃんに“貧乏人はお姫様にはなれない”と言われて悔しくて…。

確かに、私は普通のサラリーマン家庭で育ったし、小さいころから勉強も苦手だった。そんな私がお姫様…お金持ちになる一番簡単な方法は、そういう人と結婚する。それしか道はないと思ったんです」

大学はなんとか中堅どころに入り、夢のキャンパスライフを期待していたが、普通に毎日を過ごしていてもドラマのように降って沸いたような劇的な出会いはなかったという。

「就職できそうな職種の中で“お金持ちと触れ合えるサービス業”と短絡的に選んだ百貨店では、単純に相手はお客様でそれ以上にはならなかっですし。

お食事会でも、相手の年収を探るまでには時間がかかって効率が悪いじゃないですか。でも“車”なら分かりやすいでしょ?時計や着ている服の品定めをする必要もないし、車を手に入れ維持する財力があるという事が一瞬で分かるって思ったんです。

でも見た目は派手で値段が高そうに見える車に乗ってるからといって、お金持ちと思ったら大間違い。安いものだと国産の新車の方がずっと高いものだってありますから」

社会人になってすぐ付き合った彼は、有名外車のオープン2シーターに乗っていたという。

新車価格は1,000万と聞きその時は「凄い!」と思って得意気に助手席に乗っていたが、郊外の中古車センターに彼と同じ車が200万くらいで売られているのを見つけ、ショックを受けたという彼女。

「それに気付いてから、私は高級車と一括りされる車とその現在価格について勉強しました。もうそんな勘違いをしたくなかったんです。当時はスーパーカーと言われる車の名前も全く分からなかったのですが、今は車のブランドだけでなく、その種類と現在の価格までおおよそ分かるようになりました」

フロントマスクだけではパッと見分ける事が難しいポルシェでも、彼女は車種とおおよその年式、更に現在の相場まで当てる事ができるらしい。

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