東大卒バツイチ社長の悩み。今の快適な独り身生活から抜け出せないワケ

東京には、様々なライフスタイルを持つ者がいる。

中でも、最近特に注目されているのが「デュアルライフ(2拠点生活)」だ。

通信機器の発達により、東京と地方、東京と海外などでデュアルライフのための環境が整ってきたことも大きく影響しているのだろう。

では、その実際の暮らしぶりとは、どのようなものだろうか?その実態を覗いてみる。


鎌倉と恵比寿のデュアルライフの実態とは?


名前:本山圭介 37歳(仮名)
住まい:恵比寿/平日、鎌倉/週末
職業:IT系企業のCEO、クリエーター、講師
家族:バツ1 独身


様々な理由でデュアルライフを送る者がいるが、これまでの取材によると、デュアラーは社長、取締役、フリーランスなど比較的自由な立場の職業の人が多い傾向にある。

今回もやはり、IT系企業のCEOをしているという圭介と、恵比寿ガーデンプレイスの『メゾン・イチ 東京都写真美術館店』で待ち合わせをしていた。

待ち合わせ場所に現れた彼は、身長180㎝以上、無精髭が色気を醸し出す、甘いマスクの男だった。しかもなんとミニセグウェイを抱えて現れた。

これは、ツッコミどころなのか?と迷いながら、ミニセグウェイについて尋ねると、よくぞ聞いてくれたと言わんばかりに、圭介は意気揚々と話し始めた。

「最新の電子機器や遊び道具などを実際に試すことは、仕事の一つなんですよ。このミニセグウェイも最近買ってお試し中なんだけど、結構気に入っちゃって。今日は人が多いから乗るのはやめておきましたが(笑)」

常に情報に敏感で遊び心を失わないことが、仕事に良い影響を与えてくれるのだろう。本題に入る前に、その話題で盛り上がり、すっかり打ち解けることができた。

圭介は、東京大学在学中に開発したアプリが認められ企業とコラボして起業し、今はIT系会社のCEO兼クリエーター、時々講師と様々な顔を持つ。

そして、鎌倉と恵比寿のデュアルライフを送っている。その実態について詳しく尋ねてみた。

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