お洒落さというよりも、その履き心地の楽さが理由で選ばれることの多かったスニーカー。
どうしてもカジュアルなイメージが拭えなかったり、子どもじみていて、野暮ったくなってしまったりと、苦手意識をもつ人も多かったのだろう。
しかしここ最近では、そんなスニーカーを取り入れながらも、スタイリッシュな着こなしをする女性が増えてきた。そんな彼女たちに共通する、スタイリングのポイントを紐解いてみる――
大人の女性がスニーカーを履くときに気をつけるべきはまず、全体をモノトーンでまとめ、小振りのバッグを合わせること。
シンプルなことながら、この心がけがスポーティさを感じさせなくするだけでなく、シックな空気すら漂わせることができるのだ。
もちろんのころ、スニーカーの選び方だって重要。
世に言う定番のものだと他との差がつかないから、こだわりのブランドで、レザーなどの上質な素材を使った一足をチョイスする。
たとえば、名だたるメゾンのシューズデザインを担ってきたピエール・アルディが手掛けている一足などはどうだろう。レザーの品質やデザイン性の高さは折り紙つきだし、程よい厚底を選んで足首をのぞかせたら、スタイルアップだって叶ってしまう。
こうした小さな技の積み重ねによって、センスあふれる大人のスニーカースタイルが完成される。
スニーカーの色が変わっても、スタイリングのポイントは同じ。白がベースのスニーカーならば、全体を薄いトーンで揃えることで、スタイリッシュにまとめることが出来る。
しかるべき要点を押さえれば、スニーカーを大人に履きこなすことも簡単なのだ。
“ただ楽だから”ではなく、肩の力が抜けた絶妙な洒落感を出すために、スニーカーという選択肢は悪くない。
この記事へのコメント